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ノートというサンドバッグ

 心の浮き沈みが絶えない日々を過ごしていると、ふと過去を振り返ってしまうことが多くあります。時には、これからのことを考えるのが嫌になり、どうにもならないやるせない気持ちになることも。


 ある日は前向きになれたり、子どもたちがそばにいてくれているという事実が救いに感じられることもあります。でも、時には「一人じゃない」と信じ切れない日もあるのです。そんな時は、姉にメールを送ったり、父に電話をしたりして心を落ち着かせていました。


 それでも、どうしようもなく心が沈み込んでしまう時もありました。私だけ、あの日のあの瞬間に引き戻されるのです。そんな時に救いになったのが、ノートでした。悔しさや悲しみ、辛さ、将来への不安や愚痴、後悔……夫に対する暴言も書き殴りました。


 急に私たちのことおいてどこいったん?ひどい。

 

 5月に旅行いこう!って言ってたのは?

 

 老後は二人でのんびりしようね、の夢はどうなってんの!?

 

 あなたおじいちゃんになる前に死んでるやんか!と。


 涙で滲んでふにゃふにゃになっただけのページもあります。気持ちのままに書き連ねると、何ページも埋まってしまう日もありました。


 そんな自分もいていい、頑張ろうなんて全く思わないし、結局誰もわかってくれへん、と思ってしまうのも、仕方ない、当たり前です。


 家事育児、まだまだ続く相続の手続き、突然のハプニング、小学校の何やかんや、それを心折れたまま一人でやってる自分、すごい、と褒めたいですね。手を抜けるところはもちろん抜くし、頑張りたくないけど、頑張らないとできない出来事が次から次へと舞い込んでくるの、なんなんでしょうね・・・。


 こういう状況の人をサポートする何か、ないんでしょうかねぇ。 

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