選択肢を削ることでしか、人は行動を変えられない

どこかで聞いた言葉なのだけど

過去と他人は変えられない。しかし、自分と未来は変える事ができる。

エリック・バーン

ということらしいです。
この言葉を聞いて、多くの人は勘違いをします。
自分自身ならば変えられるのだと。

だけど決してそんなに甘くありません。
自分と未来を変えられるなら、依存症に苦しむ人もいないでしょう。
勉強が出来ないと悩むことも、ダイエットが出来ないと悩むことも、ないでしょう。
なぜならそれらは結局のところ、当人の努力によるものだから。
努力でなんとかなるというのなら、誰も苦労はしません。

なぜか。

答えは単純です。
すなわち、未来の自分というのは、今の自分から見た『他人』でしかないからです。

明日の自分に「あれをやれ」「これをやれ」というのは、他人に命令するのと何も変わらない。
その証拠に、今のあなたは、過去のあなたが決心したことを、もはや守る理由もない戯言程度にしか考えていないはずです。
そうじゃないというのなら、こんな記事を読むのをやめて、今すぐ勉強を再開しなさい。

さておき
未来の自分に干渉できないということは、
変えられるのは、今の自分だけということになります。
ところがここで、一つ問題が起きます。

すなわち
成果は、継続した努力によって成る
ということです。
今日一日だけど力をしたところで、そんなもの、人生から見たら瞬き程度のものでしょう。
成功する人達は、この努力を何年も続けているからこそ手に入れたわけです。
五年とか十年とか、下手したらもっと長い人生をかけて戦っている人がいるのに、たった一日の努力で対抗しようなど、まともな人なら「無理」と分かるはずです。

じゃあ、どうするか。
未来の自分に約束をするのは、無意味です。
壁に『今年の目標』を張り出したところで意味がないことは、実際にやったことのある人なら実感していることでしょう。
つまりここで、主題に戻ります。

選択肢を削ることでしか、人は行動を変えられない

これは別に、なにかの数値や理論から導き出されたわけではなくて、あくまで私の所感ですが。
人が、何かをやる気が起きない場合、それはたいていの場合「他にやることがあるから」です。

本当にやりたいことは、どうしてもエネルギーが必要だから。
イメージは、粘土に型を押しつけるような感じでしょうか。
本当は、小さな穴に粘土を通したいんだけど、上手くやらないと横から粘土が漏れていくような。

私の場合、その逃げ道は
ついついYouTubeを見てしまう。
ついつい漫画を読んでしまう。
ついついスマホでゲームをしてしまう。
この三つでした。
この三つが邪魔をして、私の欲を妨げるのです。
本当は、もっと活字を読みたいし、もっと小説を投稿したい。
だというのに、気がついたら時間が過ぎている。
もう夜遅いから寝なくては。となってしまう。
ならばどうするか。

とりあえず、ブックマークからYouTubeを消しました。
漫画を読めるアプリを、スマホから消しました。
ゲームは……とりあえず保留で。このあたりが私の、心の弱さを象徴しているようですが。

これで少しは変わるかな……
偉そうなことをタイトルなのに、これでは肩透かしかもしれませんけれど、
とりあえず様子見をしたいと思います。

よろしくお願いします。