2人でだからこそ考えられた家族の今とこれから(カップルコーチングインタビュー)
今回はカップルでチームコーチングを受けていただいた2人にインタビューをさせていただきました。
お申し込みいただいたのは、個人事業主でご自身でもコーチとして活動されている「ゆうだいさん」と、コーチングというワードそのものが嫌いだった「みっちゃん」でした。
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ご依頼の経緯)
お二人はお付き合いの後に同棲してから、怒涛の3ヶ月を過ごし、一つ落ち着いた段階で関係性について深めるためにチームコーチングをご依頼いただきました。
2人の大きなテーマ)
お相手のみっちゃんは2度離婚を経験しており、息子のはる君と、新しいパートナーのゆうだいさんとの3人の関係性を深めるというのがお二人のメインテーマとなりました。
セッションの概要)
計4回のコーチングを共にさせていただき、インタビューとしてその旅路を共に振り返るお時間をいただきました。
以下がその概要と、インタビュー内容になります。
「一緒にだったら受けてみたい」から始まった2人のコーチング
ーー まずはお申し込みの経緯について教えて下さい。
ゆうだいさん)
元々パートナーのみっちゃんがコーチングを信じてない、ピンと来てないって言っていたこともあり、「2人でコーチングを体験するのはどう?」と提案することに純粋に好奇心がありました。
ーー チームコーチングをお誘いするのも一つのハードルだと思いますが、どんな風に聞きましたか?
ゆうだいさん)
そうですね。提案自体はすごくカジュアルに聞いた気がします。関係性としては割と付き合い始めて、一緒に住み始めてから3ヶ月が激闘でした…笑
それがひと段落して、ちょっと1周した感じがしたんですよね。
そこから再スタート的な意味合いもありました。関係性が危機に瀕している段階みたいな雰囲気ではなかったので、そういう意味では提案しやすかったなと思います。
ーー 僕もご依頼いただいた時、何回も激動の3ヶ月だったというワードを聞いた気がします。お相手のみっちゃんはどうでしたか?
みっちゃん)
そもそも、彼のゆうだい君が、元からコーチングを学んでいるのは知っているんですが、コーチングの印象が本当に良くなかったんです。
なんかこう、誘導されるとか。求められている回答があるんじゃないかとか、コーチと自分の間に上下関係がある気がしたり。向き合い方について指導されるようなイメージがありました。
私は結構八方美人なので、コーチの問いに対して、こういう言葉を求めてるんじゃないかみたいなのをすごい読んじゃって、疲れて終わると思っていたので、頑なに嫌ってました…笑
ただ、年末年始にゆうだい君含めて家族や大事な友達と時間を過ごして、すごく関係性がよくなった感覚がすごくあって、そのタイミングでゆうだい君からラインで「受けてみない?」ときたので、「うん2人なら良さそう!」って、二つ返事で答えました。
初回の体験を終えてから、継続的に「すぐさんのチームコーチングを受けたい」と私から真っ先に言ったのも、今思えばすごい驚きです笑
その場を共有し、横に並んで考えるプロセスに価値がある
ーー みっちゃんがチームコーチングを受けるのがOKだったのは、どんな点でしょうか?
みっちゃん)
以前パーソナルコーチングもゆうだい君から勧められたのですが、その時には受け止めきれない感じがありましたね。
一対一では何を言っていいのか言っちゃいけないのか、どういう言葉を選んだらいいのかとか結構ぐるぐると常にいろいろ考えていたりとかして迷子になることが多いので、そこも1人では嫌なポイントでした。
一方で、チームコーチングがOKだったのは、多分「一緒に」って言葉に私は弱いんだと思います。
パーソナルコーチングをお勧めされた時は、1人で解決しろってちょっと言われる気がした。自分と向き合って、まとまってから、伝えてみたいなパターン全然ある普通にあると思うんですけど。
チームコーチングで一緒にやろうって言われると、何か一緒に横に並んで成長してくれるっていう、どちらのペースでとかじゃなく、同じ場で共有してくれるみたいな言葉のニュアンスを含んだ感じが単純に好きなんだと思います。
ーー なるほど。みっちゃんの話を聞いていると、2人の関係にある問題を、前を向いて考えるイメージが僕にも湧いてきました。
みっちゃん)
個人でコーチングを受けても気づいたこととか、思ったこととか、伝えたいこととか、結局伝えられないというか、終わりそうな感じがあると思います。
その点、チームコーチングはお互い今気づきたこと、感じたこと、考えていることを、第三者がいた上で伝えられるのがとっても安心だし、受けて本当に良かったです。
パーソナルで自分との向き合い方のプロセスみたいなのもすごい大事だと思うんですけど、場を共有して、出てきた気持ちとか感情とかって、その時が一番高ぶっている言葉だったりする。
その時間を共有できるプロセス自体がとっても価値があるなって思いました。
お互いのコミュニケーションがとっても軽くなった
ーー チームコーチングを受けるにあたっての当時の課題や、テーマ、変化について教えてください。
ゆうだいさん)
2人で「あんまり扱うテーマないよね」とか言っときながら、毎回ホットな話題を話せた気がします。
漠然と関係性の中でより良くしていきたいとか、お互いまだ開示できていない部分だったりとかを一つ一つ見ていった感じだったかなと思います。
みっちゃん)
何かあっても回復が早くなった気もするし、相手の言葉に、無駄に含みを感じないというか。きっとこういう風に言ってしまってるだけだろうなとかこういう風、こういう体調だからだろうなと受け取れるようになりました。
ーー すごいですね。何が2人の関係を変えたと思いますか?
みっちゃん)
私が思うのは、コーチングして深いところを掘ったりとか、言えてなかったことを言ったりとか、純粋に信頼関係がすごく増した感じです。だから、大きく何かが崩れるような出来事がなければ、無駄に感じないようになりました。
ゆうだいさん)
僕はコーチングの対話の時間で、状態の悪いときみたいなものが把握できるようになったのが大きかったと思います。
言葉だけ捉えるとひどいことを言っていても、相手がキャパがない状態だと分かれば、混乱して言ったことだと思えるようになりました。
いつかいなくなる不安から、思いを伝えて修復できる関係性へ
ーーセッションで特に印象的だったシーンについて聞かせてください。
みっちゃん)
今までの私の恋愛の経験の中で、ゆうだい君はいつか結局いなくなってしまうのでは?という不安があったんです。
でも、コーチングの時にゆうだい君が言ってた言葉が私の中にずっと残っていて、
みたいなことを言ってくれて、私にはそれがグッときたんです。
今までは、喧嘩や何かあった時に、この関係はもう終わってしまうのでは?とビクビクしていたのですが、今はケンカがあっても修復できる関係性を、私とはる君(息子)にゆうだい君が抱いてくれてるんだなって。
そんな希望が今はあります。
今まで自分が我慢すればいいや、気にしないでやり過ごそうと思っていたのを、我慢せず言い合える状態をずっとキープできているって感じです。
最初の出会いで立ち現れた3人のビジョンが、いま目の前に
ーー チームコーチングを受ける前と、その後で改めてどんな変化がありましたか?
ゆうだいさん)
最初の頃は、僕の感覚だと無理に傾聴しようとしてくれてる感じで、僕の話をバーってこう話したときに、ちょっと要約してみた返してくれるんですけど、正直全然ピンとこなかったんです….笑
でもコーチングを受けてから、最近コミュニケーションがとりやすくなったんです。みっちゃんがみっちゃんらしいというか。
すごく自分たちがナチュラルになったんです。
みっちゃん)
コーチングでは、ゆうだい君との2者関係もそうだけど、はる君含めた3人の関係性をどうしていくか考えるというのがテーマでした。
私ははる君のお母さんだけど、ゆうだい君は彼の実の父ではない。自分の子供だけど、ゆうだい君は彼氏だったりとかって。
ゆうだいさん)
そうだね。最初のコーチングセッションで理想の状態を考えた時に、個々の二者関係が、年末年始を経てちょっとフェーズが変わった感覚があったからこそ、次ははる君とのその3人の関係性だよねみたいなことをみっちゃんとも話していました。
みっちゃん)
チームコーチングで受けた一つのワークで、最初に出会った時の記憶についてお互い語ってみるのをすぐさんにお勧めされた時のことなんですが、
ゆうだい君と会ったときに、「息子と3人で遊んでいるときの何かキラキラしたシーンが浮かび上がってきて、温かい家族っぽい景色」を築けるんじゃないか?と思ったんです。
その後、一緒に住み始めて激闘の3ヶ月があり、すぐさんとのチームコーチングの期間でも大喧嘩して、家出する時もあって、その度にいなくなってしまうんじゃないかと思う時もありました。
でも今は、チームコーチングの対話の機会と、一緒に過ごす時間を経て、最初に立ち現れた、私と息子ゆうだい君との、温かい家族の景色が実現している感じがしています。
本当にすごいことです。ありがとう。
コーチのすぐから一言
カップルで受けるコーチングは、そもそもお互いの同意をとるところが一つのハードルです。
コーチングというワードが嫌いだったみっちゃんが、それでもカップルコーチングを受けにきてくれたのは、ゆうだいさんに対する信頼と、3人の関係性をより大切にしたいという想いがあったからだと、コーチの僕にはそう感じました。
チームコーチングを受けられる期間では、家出というホットなイベントが生まれつつも、それでも対話して向き合おうとするお二人がいて、そしてそこには大切な息子さんがいたからこそ、乗り越えたどり着いた一つの形があったのだと思います。
激動の中、2人で一緒に考え見に行こうとする景色を、コーチとしてご一緒させていただけたこと、そしてインタビューとしても掲載させていただけたこと、心から感謝申し上げます。
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