物語文で間違いの選択肢はどのように作られるのか? 解きにくい問題で正解するコツ
国語の選択肢問題では、次のことを行うと正答率が上がります。
本文中の根拠に線を引く。
本文中の根拠をもとに、自分なりに答えを(頭の中で)作る。
自分で作った答えに一番近い選択肢を選ぶ。
消去法に頼らず、記述問題と同じ解き方をするのがコツです。
ただ、これだけでは解きにくい選択肢問題もあります。それぞれの選択肢が長く、内容も似通っていてまぎらわしいため、自分で作った答えと同じように見えてしまうのが、解きにくい原因です。こういう場合に備えて、間違いの選択肢の傾向を知っておきましょう。
今回は、みみずくが作ったオリジナル問題を使って、物語文で間違いの選択肢がどのように作られるのかを解説します。
オリジナル問題には選択肢問題が2問あります。本文は小学3、4年生でも理解できる平易な物語文(新美南吉「かぶと虫」の一部)ですが、問題はかなりていねいに検討しないと間違うように作りました。
問題と解説は中学受験生とその保護者を対象としています。ただし、国語(現代文)が苦手な中学生や高校生にとっても参考になるはずです。
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