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アラサーのゼロからのフランス留学

語学研修

以前勤めていた日本の会社の語学研修制度にて、約10年前にフランスへ留学した。


たくさんの人に応援してもらい、2009年10月1日、日本を出発。

今考えるとたった一年の為にみんなに色々してもらいなんか逆に申し訳ない)

生活スタート

欧州の各拠点に挨拶してからフランスの田舎町へ。

東京の都会暮らしに慣れきっていた田舎者ミミズは、高校生以来の田舎暮らしに若干の心配はあった。

いきなりアクシデント

地方の空港に到着、ホストファザーが、現地空港まで迎えに来てくれた。

いきなり道の途中でタイヤパンク、ホストファザーはプンプンして機嫌が悪いが何言ってるか全く不明。

英語なんか通じるはずもなく。。。

 田舎道をひたすら走り

良いホストファミリーにステイ

ステイ先に到着、ホストマザーと猫のマヤのファミリー。

先に入居していた学生の相方、同い年のサウジアラビアのドクターで、USの大学卒業のスーパーエリート、モハメ(彼の話も興味深いのでまた別の機会に)を紹介される。

モハメは、ホストファミリーとの会話の通訳としてかなりサポートしてくれた。

ステイ先はMax4人を受け入れられるアパート部分と

ホストファミリーの住む一軒家がバルコニーでつながっているという理想的なスタイル。

シャワートイレも学生用と家族用で分かれていて、プライバシーは保ちやすい。

この構造のおかげで、1年間ずっといれたというのもある。

学生のお世話と家事は、ホストファザーの仕事。 

スタート時は、赤ちゃん状態

全く話ができないというのはめちゃくちゃ疲れる。

感覚は大人だが、何も伝えられない赤ちゃん状態だった。

特に辛かったのが、食事。ひたすら食べるのみ。

学校でめちゃくちゃ面白いことがあっても報告できない。

 話好きの自分にはかなり苦痛だった(笑)

テストで始めて0点を取った

10月7日、学校初日、クラス分け学校テスト実施され、一ミリも分からず名前だけ書いて撃沈、はっきり言って笑いが出た。

まさかこの時点では、この十年後にはフランスに移住するとは思ってもみなかった。

受けていたアドバイス

1.ホームステイやめない
2.ネイティブの知り合いをつくれ
3.勉強をしまくる

ここで、アドバイスを受けていたステイをやめるなというのが身に染みる。

異国暮らしのこの時点で一人暮らしに行くというパターンはよくある。

一人暮らしはよっぽどストイックでないと下手すると、日本にいるのと同じ状況になってしまう。特に今はyoutubeとかで日本の情報もいくらでも見たり聞けたりするので、むしろ日本と変わりのない生活が世界のどこでも過ごせる。(今は私にとってはありがたいこと)

とにかく強制的に別の言語環境に身を置くというのが、留学の意味だったりもする。

現地にいる意味、当然のことながら日本では作れない、音声や映像ではない、リアルな人同士でしか得られないコミュニケーション環境を作れるというメリット。

 ただこれをやるにも、最低限のレベルが必要。

これから語学留学をする人へ

これから留学する人には、必ず一定のレベル最低A2くらいまで、できればB1まで上げてから留学することをお勧めしたい。

でも実際現地でショックを受けないと、そこまで持ち上げられないのもわかるのだが。

フランスの図書館で勉強したら、日本と同じ?

1年という留学期間が限定的だった私は、最初の数カ月をフランスにいるにも関わらず室内に籠って、座学をしまくらなければならないというのは、はっきり言って費用の無駄だった。

けれども、それをしないと今後のフランス語の上達には間違いなくつながらない、ということで当初頭を痛めた。

英語もフランス語も、やるしかないなと背中を押すのは、やはり挫折感のような気がする。まったく話が分からず取り残された瞬間に、ナニクソと思うこと。

留学について

そもそも何のための留学か?
何しに行くのか?来たのか?
今後どうしたいのか?

これが一番難しい。

とにかく行かなきゃわからないこともある。

私は、企業から送り込まれたので、目標と道筋が決められており、そのうちフランス駐在に行かなければいけないという未来は描かれていた。(今は辞めて大きく道を外れたが)

ほとんどの留学生はそうでないことが多いと思う。

ただ、

留学について、ただ留学経験のある人に聞く

この構造には何か疑問を感じている。

留学した学校の先輩や、留学した後全く関係ない仕事をしている人からのアドバイス。

留学の成功とは何か?それはゴールがないと決められない。

色々と留学のアドバイスについてしている人は多いが、

留学後の話、現地にどうやって住み着く、もしくは数年後に戻ってくるというところまで話をできているエージェントや個人はほとんどいないのではないかと思っている。

この辺りの話をまた気合を入れて書いてみたいと考えている。

それではまた。





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