耳すま2年目から見えてきたこと
こんばんは!
まさに、今、年度末ですね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
耳すまは、少し前に、2023年度は、
このサイト執筆をセーブし、ジョガボーラの活動を最優先に過ごすと予告しました。詳しくはこちら↓
2021年7月に、「女子サッカーに耳をすまして」サイトを始めて、
1年と8か月が経過しました。
今日は、年度末という節目のタイミングでもあるので、
このサイトを始めてから今までのことを振り返りながら、
今、耳すまが、感じていること・考えていること・学んできたことを
綴っていこうと思います。
1.耳すまが人との縁を生み出した!
まず、一番感じていることが、
「女子サッカーに耳をすまして」というサイトを作ったことがきっかけで、
沢山の人との縁が生まれたな!ということです。
何か立派なことを書けたとか、そういった実感はあまりないですが、
このサイトを書き続け、そこから派生して様々なSNSにもトライして、
多くの色んな人たちとの縁ができ、支えられて、
このサイトを続けられたということは、間違いなく事実としてあります。
2022年5月に企画した浦和レッズレディースサポーターのお二人とのZoom座談会企画の中で、びえぇんるささんがおっしゃっていたことが、今、思い起こされます。以下、vol.3-5記事抜粋↓
出典となる記事はこちら↓
2023年3月31日現在、
メインサイト(note)フォロワー 167人
(全体ビュー:26,705)
Twitter フォロワー 619人
Instagram フォロワー 554人
という数値データが出ており、
多くの方々に支えられてここまで来たことが一目瞭然です。
このサイトを作った際に、最初にできたキャッチコピー、コンセプトは、こちらです。
耳すまが、多くの人に支えられて、このサイトを運営してこれたことは、紛れもない事実ですが、「女子サッカーを通じて」「ひとを尊重すること」が循環し広がっていくこと、を実現させることができたのか、そもそも、そのことについての理解を深めることができているのか、というところについての実感はまだありません。
ただ、そのヒントは、きっとこのサイトの中に、少しはあるのではないかと思い、振り返りながら、「女子サッカーを通じて」「ひとを尊重すること」についての理解を、今一度、深めていく努力をしていきたいと思います。
2.アスリートのメッセージからの学び
2021年9月、WEリーグが開幕しました。耳すまは、8月に、2011年女子ワールドカップ世界一メンバーだった安藤梢選手に、ZOOMインタビューをさせて頂きました。このインタビューの中で、特に印象的だったことは、「挑戦することを楽しむ力」「トレーニング生活の確立」の話でした。
サッカーに限らず、ひとが生きていく中で、誰しも、壁を感じることがあったり、嫌なことがあったり、うまくいかないことがあったりすると思うのですが、それに対して、前向きに工夫してなんとか乗り越えようとする、挑戦し続ける、そういう過程というのは、とても面白くて楽しいことなんですよ、という趣旨のことを、安藤梢選手は、目を輝かせながらお話されていました。
また、「安藤梢さんのように、長期に渡って向上し続ける、向上する意識を持ち続けるコツはあるのでしょうか。」という耳すまの質問に対しては、しばし考えてから、「トレーニング生活の確立」とずばりと答えて頂きました。何か大きなことを成し遂げる為には、漠然とした意識で物事に取り組むのではなく、目標を定め、逆算して、今、何をしたらいいのか?と考え、準備して、1年、1か月、1週間、1日、の過ごし方に落とし込んでいき、その積み重ねが、集大成となって、花を咲かせることができる、というお話でした。安藤梢選手が言うと、本当に説得力がありました。もちろん、当初の目標から逆算する過程の中で、予期しないことが起きることだってあるでしょう。目標を定めたからといって、一直線に達成に向かうとは限らないかもしれません。けれども、夢や目標をもって、挑戦する気持ちで日々を、一週間を、一か月を、一年間を、過ごしていくことで、仮に全く違う展開になったとしても、漠然とした意識で過ごすよりは、きっと吸収できる学びの深さは違ってくるのだと思います。
なにかしらの、願いや祈りをこめて、日々を過ごすことは、何気ないことですが、実は、非常に大切なことなのかもしれません。
安藤梢選手のインタビューは、2023年3月31日現在で、4,386ビューで、耳すまで最も読まれている記事となっていて、反響もありました。読んだことのある人も、ない人も、改めて、ぜひ読んでいただきたいです。上記の内容以外のテーマでも、非常に学びのある記事となっています。
2022年に入ってからは、大宮にできた女性アスリートが働くお店「アジアンバルwill」を訪問し、望月ありさ選手にインタビューする機会がありました。インタビューの中で、望月選手には、「女子プロサッカー選手を職業として確立すること」の重要性、を熱く語って頂きました。望月選手との出会いをきっかけに、耳すまも、女性アスリートのキャリアについて、以前よりも関心をもつようになりましたし、これからも引き続き関心を持ち続けていきたいと考えています。
望月ありさ選手へのインタビューの他、お店自体の取材も含まれた記事はこちら↓ ぜひ、読んでみてくださいね!
3.耳すまにとっての、サッカーを観戦することの面白さ
2021年9月にWEリーグが開幕してからというもの、耳すまは頻繁にスタジアム観戦したり、DAZN観戦したり、観戦レビューを書いたりしてきました。
レビューをまとめたマガジンもあります。競技としてのサッカーという意味では、こちらのマガジンが一番ど真ん中の内容となっています。
WEリーグが中心ですが、女子日本代表の試合や、ヨーロッパ女子チャンピオンズリーグについてのレビューもあります。2023年度からは、DAZNでNSWLを観ることができるようになったみたいですね!
観戦するということは、耳すまにとっては、ひとりひとりの選手の個性をを発見していくことであり、それぞれのクラブの特徴を発見していくことであり、そうしていく中で、好きだな、とか、応援したいな、と心が動く選手やクラブをみつけていくことでもありました。
すごいな、とか、優れているな、という評価的な観点とは別に、なんだか見ていて、好きだな、とか、応援したいな、とか、心や気持ちが揺り動かされるという現象が存在していて、それは本当に人それぞれだと思いますし、だからこそ、面白いのだと思います。応援することを通して、自分ってこういうのが好きなんだな、とか、自分自身の存在を発見することにも、案外つながっていくかもしれません。小中学生時代に、熱狂的な清水エスパルスファンだった耳すまですが、それ以来となる観戦に熱中する経験をし、また、WEリーグサポーターの方と交流する機会も生まれたりして、観戦すること・応援することの面白さや素晴らしさを味わうことができました。
4.女子サッカーを語り継ぐ、ストーリーの大切さ
WEリーグクラブサポーターの方との交流会の中で、女子サッカーは、もっと、「ストーリー」を大切にする必要があるのではないか?という提言をしていただいた方がいらっしゃいました。
今や、未来の女子サッカーのことばかりに目を向けるのではなく、女子サッカーの歴史を深く知り、何を受け継ぎ、何を変えていくことが必要なのか?と、過去に耳をすまして、ヒントを探ることで、これからの行動を、より、深く素晴らしい展開にもっていくことができるのではないかと思います。
出典となった記事はこちらです↓
耳すまは、現在38歳、来年度はサンキューの年となります。社会が世代交代していく過程の中で、そろそろ社会の中で過去を背負いながら、何を受け継ぎ、何を変えていく必要があるのか、ということを、しっかり考え、行動して、次の世代に、バトンを渡していく立場である自覚をもつ必要があると感じています。
5.ジョガボーラが生まれた種、縁、素敵な出会い
耳すまは、2023年から、「ジョガボーラきららさいたま」という団体を立ち上げ、誰もが気軽にボールを蹴って遊べる日常の場(原則週2回)を活動・展開していきます。今思えば、この構想の種まきのようなインタビューだったな、と回想するような記事があります。
この記事の中で、ジョガボーラにとって重要なテーマである、「遊び」「多世代」「大人不介入(大人が見ていないところで子どもは育つ)」「解放感」といった要素がふんだんに出てきますし、このインタビューを引き受けて頂いた望月こず江さんは、ジョガボーラの活動に今後も参加してくださる予定です。望月こず江さんのおっしゃる話・言葉のチョイスは、非常に響くものが沢山あったのですが、特に、一番耳すまに刺さったメッセージはこれです。
個人的なことですが、私の世代に特徴的なことかもしれなくて、私自身が物事を、「切り抜き」でとらえるような感覚が強くあって、「他人は関係ない」とか、「自分さえよければいい」とか、そういう個人主義的・身勝手な発想・気持ちが支配的だった時期が、私自身に確かにあったので、いろいろな経験を経て、痛い目も沢山味わい、「お互い様」「お蔭様」「感謝」ということをようやく理解しつつあった時期のインタビューだったので、このメッセージは強く刺さりましたし、ずっと大切にしていきたい感覚だと共感しました。安藤梢さんのインタビューでも「地続き」という言葉をこだわって使ってタイトルに使いましたし、「関係ない」なんてことはこの世にはないんだ、ということは、もしかしたら、サッカーというスポーツが、最も伝えたい根底にある要素なのではないか?とすら思っています。
そして、沢山の人から反響があったわけではないですが、何人かの人から、非常に深く共感して頂いた記事が、こちらとなります。
読者の方の中に、
という文章に、強く共感してくださる方がいらっしゃいました。
地球の裏側ブラジルから、サッカージャーナリストのミカさんもツイートしてくださいました。
「人を尊重すること」は、「日常」から。
まずは遊びから始めよう。まずはお互いを認め合うことから出発しよう。
そんな気持ちで、2023年度から、ジョガボーラとウォーキングフットボール、その他自由に遊べるような場づくりを開始していくわけです。
団体のホームページ(note)もできましたので、ぜひ、よかったら、遊びに来てください。
Facebookページ、Twitterも、「ジョガボーラきららさいたま」で検索すると、出てくるようになっています。
6.日常と非日常の好循環を生み出せますように!!
日常をまずは大事にしたい。
でも、2023年。女子サッカーにとって、重要なイベントもありますよね!
7月に、女子ワールドカップ、
8月に、初の女子ブラインドサッカーワールドカップ
日常を大切にしながら、
イベントを盛り上げる準備も着々と行っていきたい。
そんな野望だってあります。
耳すまは、これまでのように、季刊マガジンとして、定期的に更新することは難しい年になりそうですが、
ジョガボーラを日常で楽しく運営し続けていくことと、
女子ワールドカップという重要なイベントを盛り上げること、
この2点は、なんとかしっかりやっていきたいなと思っています。
ワールドカップを盛り上げるためには、
結局、その時だけ盛り上がったってたかが知れているわけで、
WEリーグだったり、海外女子サッカーだったり、
やっぱり日常のプロサッカーの世界をよく知っていくからこそ、
面白さを発見しやすくなる。
観戦レビューはなかなか書けないとは思いますが、
WEリーグや海外女子サッカーにも、
できる限り、目を配っていきたいとは思っています。
そうすることが、ジョガボーラの活動を豊かにしていくことにもつながっていくと思いますから!
すべては地続きです。
すべては「切り抜き」ではない。
ありとあらゆることは、「お互い様」「お蔭様」で成り立っている。
そのことを深く、深く、どこまでも理解しつくしていくことが、
本当の、心からの、
「感謝」や「人を尊重すること」
を醸成することにつながっていく。
「感謝しろ」とか
「尊重しろ」
という説教で気持ちを無理やりもっていくのではなく、
自然に感謝や尊重の気持ちが育っていく環境を
毎日の中で作っていきたい。
簡単なことではないですが、
やるだけです!
仕掛けていくだけです。
思ってもみないような展開もあるかもしれないですが、
まずは、
願って、祈って、夢を描いて、
そして準備する。
その繰り返し。
そういう風に、過ごしていきます。
皆さま、これからも、よろしくお願いします!
日常と、
イベントと、
両方大切にして、
両方が良い影響を与え合うような。
そんな仕組みを、仕掛けを、
準備して、作り続けていきます!
以上をもって、「耳すま2年目から見えてきたこと」を終わりにします。
読んでくださり、ありがとうございました!