【vol.5-1 2022秋号】望月ありさ選手インタビュー⚽!アジアンバルwill~女性アスリートのセカンドキャリアと農家さん(規格外野菜)を応援する大宮のお店~を訪問してきました!!
2022年8月1日に、大宮でプレオープンした、「女性アスリートのセカンドキャリアと農家さん(規格外野菜)を応援する」をコンセプトにしたお店アジアンバルwillに、2022年9月27日、訪問してきました。
アジアンバルwillでは、女子プロサッカー選手である望月ありさ選手と仲田歩夢選手が不定期で出勤しています。今回の訪問では、望月ありさ選手にインタビューさせて頂くことができました。
1.望月ありさ選手インタビュー
耳すま(以下、耳) 女子プロサッカーリーグが発足した1年目はいかがでしたか。
望月ありさ選手(以下、望) プロとしての責任感、結果にこだわること、の意識が大きくなりました。「どう見られるか」という「心境」の部分も変わりました。観客数等の課題もあると感じています。
耳 サッカーの魅力やサッカーを始めたきっかけを教えてもらえますか?
望 友達がみんなやっていて、友達と一緒にいたいから、会いたいから、遊びたいから、サッカーを始めました。サッカーを好きになりました。
耳 GKは自分からやりたいと言い出したんですか?
望 いや、男の子のチームで、どんどん出られなくなってくるので、小学校4年生くらいからGKを始めて、試合への出場機会を求めてGKをやり続けた先に今があるという感じですね。最終的には、ここまで成長できて、やってきてよかったなと思っています。
耳 GKの魅力ってどこにあると思いますか?
望 「失点に関われる」ということは魅力ですね。「最後に止められるか止められないか」は自分にしかできないことなので。チームに大きな影響を与えられるポジションだと思っています。
耳 サッカーを通じてなにか伝えたいことはありますか?
望 何かを伝えたいというよりは、サッカーが広まっていってほしいと思っています。まだまだ女子でサッカーをする子が少ないですし。「この選手になりたい」みたいな子を増やしていきたいです。
耳 女子プロサッカーチームが3チームある、埼玉県から女子サッカーを盛り上げていきたいですよね。
望 埼玉から女子サッカーを盛り上げていけたらと思っています。
耳 これまでスポーツ選手といえばスポーツ一筋のようなイメージがありましたが、今は望月選手のようにスポーツ以外のこともチャレンジしていく新しいアスリート像が芽生え始めていますね。
望 女子サッカーの人気がめちゃくちゃあるわけではないし、セカンドキャリアについて現役中から考えていかないといけないと思っていて、まだまだ課題があるなと感じています。女子プロサッカー選手として職業として確立しきれていないと思っています。海外の女子サッカーに、盛り上がりやお給料の部分で負けていると感じていて、自分のやらないといけないこととして、女子プロサッカー選手を職業として確立することは、これからも重要視され続けていくと思いますし、そういった意味で、地域貢献、たとえば、こうやってお店に立たせていただくことですとか、ひとりひとりに女子サッカーを知っていただくことを、地道ですけど、チャレンジしてやっていきたいと思っています。多くの人に女子サッカーに興味を持って頂きたいと思っています。
耳 やること沢山ありますね。
望 はい、やること沢山あります。
2.アジアンバルwillの風景
ここからは、アジアンバルwillのお店の風景をご紹介していきます。耳すまは、元々アジアン料理大好き人間で、女子サッカーも大好きで、大好きなものが集まったお店ということで、シンプルに訪問・取材・食事を通じて楽しいひと時を過ごすことができました!!
取材の予定時間よりかなり早めに到着し、取材時間を待つ間、まずはミルク生シェイクを注文しました。爽やかなシェイクでした!
お店のスタッフさんには、和やかに迎えていただき、生き生きと働いている姿を目の前で見ることができました。風通しの良い、気持ちのいい雰囲気が店内に広がっていました。
店長の萩原さんと、NACK5スタジアムで行われたさいたまダービーの熱戦の話に花を咲かせて、取材のウォーミングアップは上々の滑り出しです。
店内は、アジアンバルらしい、エスニックな調味料やビール、照明で彩られていました。また、お店の広さも、ちょうど人と人とが良い関係を築きやすくなるような、広すぎないちょうどよい広さの空間で、とても居心地がよかったです。テーブル席やテラス席の他、カウンター席もあるので、おひとりさまも大歓迎な雰囲気でした。
お店のスタッフさん、オーナーの中村さん、お客さんとお話したり、望月ありさ選手にインタビューさせていただいていくうちに、すっかりお腹がすき、ランチを頂くことにしました。「アスリート応援MOCHIセット(カオマンガイ・スープ・サラダ・ドリンク付)」をチョイスしました!
アジアンバルwillは、テイクアウトサービスも充実しています。
そして、今後の目玉となりそうなのが、お店の前にある、「サンドイッチの自動販売機」!9月末あたりから始まる予定だそうです。
ガパオのサンドイッチとカオマンガイのサンドイッチを実食させて頂きましたが、絶品でしたー!!これ、もしスタジアムグルメにあったら、人気爆発しそうな予感です。。。
3.アジアンバルwillの夢
オーナーの中村さんの話によると、アジアンバルwillがあった場所は、大昔は居酒屋、その後、八百屋、アジアン料理のテイクアウトのお店、という変遷を経て、飲食店も併設する「アジアンバルwill」誕生に至ったそうです。地域の特性を生かしながら、「女性アスリートを応援する」「地域のもったいない野菜を応援する」「サンドイッチの自販機への挑戦」など、次々と、独自の新しいチャレンジもしていく貪欲で多様性を包含した魅力的なお店であることが、今回の取材で伝わってきました。新しいスタイルのお店を軌道に乗せ、地域社会・企業・多世代が循環する全国的にも注目されるような成功事例となって、全国各地に新たなエネルギー・アイディアが普及して地方創生という側面からも、サッカー界という側面からも盛り上がっていったら素晴らしいという夢も語っていただきました。
4.まとめ
アジアンバルwillさんを初訪問し、お店のスタッフさんからは和やかな優しさを、望月ありさ選手からは、女子サッカーの未来への冷静且つ熱い情熱を、オーナーの中村さんからは新しいことにどんどんチャレンジしていく面白さを受け取り、感無量の一日となりました。この日も、様々な企業の方々や、地域住民、子供たちなど、いろいろなお客さんが来ていて、色々な話題を、熱く語り合う風景がありました。日常的に語り合う場があること、新しいことに挑戦する人と間近に出会う場があること、そして、シンプルにアジアン料理が美味しいこと。アジアンバルwillは、多様な魅力と未来に向かう夢が詰まった場所だと感じましたし、これからの女子サッカーの未来にとっても大きなヒントがつまった場所のような気がするので、耳すまとしても全力で応援していきたいと思いました。
取材させて頂いたアジアンバルwillの皆さん、お忙しい中、話しやすい空間と時間を、本当にありがとうございました!
【アジアンバルwill店舗情報】
■〒330-0843さいたま市大宮区吉敷町1-6-1
■TEL : 048-679-5818
■営業時間 11:30-14:00(13:30L.o) 15:00-23:30(22:00L.o)
■定休日:毎週日曜日
ホームページ: https://asianbarwill.com/
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