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時間のお花とモモ

いつ頃から「私には時間がない」と焦るようになったんだろう?

小さな頃はいくらでも時間があった。

1日がとてつもなく長かった。

夏休みなんか、朝起きてラジオ体操にいって
その帰りに朝顔を摘んで

帰ってきてご飯食べて。

「夏休みの友」を午前中にやった頃に友達が遊びにきて

友達のお家でお人形で遊んで

帰ってきて素麺食べて、13時ごろからクーラーの効いた部屋でお昼寝して

2時ごろ起き出して今度はプール出してもらって
ひとしきり遊んで

涼しくなった4時ごろに公園に遊びに行って

缶蹴りしたり、ブランコで猫ドンしたり
日が暮れるまで遊んで
夕飯の時間だから食べに帰って

アニメ見て
お風呂入って
寝て

って生活してて

この中に
お絵描きの時間や
学校のプールの日が入ったり
親が休みの日ならじいちゃんちに遊びに行った。

「時間がない」なんて
どこの世界の言葉?って感じで

毎日がエブリデイで
とにかく豊かで
好きなことしかしてなかった。

今の子供達は
「時間がなかった」って言い訳をして
宿題をしてこない子がいる。

聞いたら用事がびっちりで

そりゃ時間ないよね、って
少し可哀想になる。


かく言う私も
会社員してたり
子供が小さかった頃は

「時間がない!」

と言ってた。

何にあんなに時間を使ってたのだろう。

今、朝4時半に起きて
5時からユックリ、ユックリと
時間をかけて7キロの距離をジョギングしたり
歩いたりします。

その時聴くのはオーディブル(オーディオブック)。


色んな本が朗読されていて楽しい♪

最近聴いてたのは

ミヒャエル・エンデの「モモ」。

時間泥棒と盗まれた時間を不思議な方法で取り返す
小さな女の子「モモ」のお話。

朗読は耳に心地よく、

美しい映像が脳内に広がっていきました。

「モモ」は小学生時代なんかに夏休みの推薦図書なんかにもなってた童話です。

童話だけど
大人が読むと味わい深いお話です。

私たちが「時間がない」と言ってしまうのは

時間泥棒の仕業…

セカセカと何かをしながら
別のことをして

ユックリ一つのことをするのを忘れた大人は

心の時間を奪われてるのかもしれないね。

ジョギングから帰ってきて

ユックリ髪を洗って

ぬるいお風呂に浸かると
最高に豊かな気分になります。

「私には時間が沢山ある」

と思えることの幸せ。

新聞や、仕事関連の本を読まずに
ご飯を味わって食べること。

心がやりたいと言ってることをユックリ1日かけてやること。

体が「眠いよ」って言ってるから 
快適な状態で寝ること。

そんな人間本来の生活が
本当の心の豊かさに繋がるって

子供の頃のことを思い出して気付きます。

オーディオブック「モモ」はこちらで聞けますよ♪


こんにちは。今私がAudibleアプリで聴いているのは、高山 みなみが朗読しているミヒャエル・エンデ, 大島 かおりのモモ。あなたもここから聴けるからぜひ試してみて:https://www.audible.co.jp/pd?asin=B08J7M61JX&source_code=ASSORAP0511160006

時間のお花がたくさん戻ってきますように…

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