気づいたら命日だった。


今日は気づいたら母の命日でした。

母は19年前の今日、亡くなりました。

亡くなった5日後には息子さんが産まれたので

「人は突然この世からいなくなるものだし
突然目の前に現れるものなのだな」

と思ったものでした。

「ふと気づいたら命日だった」くらいなので

我が家は多分

よそのお宅よりもいいかげんというか

あまり縛られてないというか

そんな家系です。

それでも7回忌までは母の不在が寂しかったものでした。

最近、弟からとあるドラマを勧められました。

『綾瀬はるかちゃんと竹野内豊が共演した
「義母と娘のブルース」見て!号泣するから!』

と言うので見てみたら

たしかにいいドラマ。

いいドラマだけどわたしは号泣はしない。

じわっとくる程度。

人ってそれぞれ何に感動するかって
違うものなのだなー、と思いましたよ。

それにしても
弟はこのドラマになぜそんなに感動したんだろう?

不思議でした。

でも今思えば…

弟は

「家族」や「夫婦の愛」に深いトラウマや
痛みを持っているのだろうな、と。


私や弟が小さな頃から私たちの父母は別居してました。

しかも

弟は父の不倫先の女性からの電話を

何故か何度も取ってしまう。

で、何やら嫌なことを言われたそうです。

当時、その話を弟から聞いて
「気持ち悪い女だなぁ」と思いました。

「わたしは大人になっても絶対そんな下卑た女になりたくない!」

と思ったものでした。

*今思えばコレって
「私がなりたくない大人の女」の原型だったのだな、と
今、書いていて気付きました。

《いい歳こいて恋に狂って意味不明な言動をするメンヘラ》というのが
当時、私がその女性に持ったイメージです。

小さな頃から大人になる間、
何故だかそういう女性が私の周りに多く現れました(そして何故だかいつも両親関係だった!)

未だにそういう行動をする人を醜悪だと思ってしまうのは、当時、結構な衝撃だったのでしょうね。

これを私の今生でクリアすることはあるのでしょうか?

どうなんだろう。

(いい歳こいて)色恋で目を血走らせている女性を
可愛い♡と思える日が来たらいいなぁ、と
本気で思います。


さて、

さらに弟は

不倫先の女性とのデートに連れて行かれる。
不倫先の女性の子供さんと遊ばされたそうです。

まぁ、そんなこんなが原因で(?)
弟は繊細な子に育ってしまったようです。

私は幸い、そんな目にたまたま合わなかったので

「夫婦愛」という部分に弟ほどのトラウマも
痛みも少ないかもです。

ただし、わたしは弟とは違う部分に「痛み」を持っているんです。

私が感動するドラマにも規則性があって

「仲間」がテーマのものです。

最近Amazonプライムで見て感動して号泣したのは
「陸王」。
ギャン泣き。

企業モノは見ていて辛くなるけど
仲間同士で一つのプロジェクトを成し遂げるドラマが大好きです。

そしてずっと好きな洋画は「BIG BANG THEORY」。

「家族」がテーマなドラマも好き。

「ModernFamily」は寝る前に見ると幸せな気分で眠れます。 


昔からドンくさかった私は

仲間外れにされることが多かったんです。

小学3年生の頃は「関係ない人」というあだ名をつけられたことも。

それが私の小さな頃の一番の痛み。

みんなから除け者にされて
一人にされること。

この「痛み」があったからこそ、
「人に頼らずに」
「強く」「賢く」「成果をあげる」
に邁進した時期もありました。

周りに誰一人いなくなっても良いように、

困らないように生きようと
人生プランを立てて来ました。

そこは今もあまり変わらないけど

でも他の人が居ると楽しいなぁ、ということは気付き始めています。

私たちは「痛み」を避けてor克服しようと行動しているけど
それを究極までにやり切った時
本当に幸せになるのかな。

多分、違う気がします。

それに40すぎ、50すぎくらいでボチボチ気づき始めるのかもしれません。

父と彼女さん(前述の方ではないです)。
二人でいつも仲良く庭の手入れをしてくれてます。

見ていてホノボノ心があったかくなる写真です。

「二人」って暖かいものなのだなー、と

やっとなんだかわかった気がします。

身近に「夫婦愛」というもののサンプルを
見たことがなかったのでわかっていませんでしたが

この二人を見てると

言語化できないのだけど

「そうか、いいね😊」って素直に思えます。

父のことを忌み嫌っていた弟も

この写真を見て最近、

ワダカマリが氷解したようです。

「愛」が伝わったのでしょうかね。

私たちは小さな頃に受けた傷に翻弄されてしまって

バカな言動をしたり

強がったり

逃避したり

色んな悪あがきをするものだけど


「まぁ、それも悪くないね。

死ぬまで

色んな刺激があって面白いね。」

と、母の命日に思ったのでした。

お母さん、毎日楽しく生きてるよ♪
そして
毎日何か気づいて

成長しています😊


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