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釜玉うどんのようなゲームを作る

はじめまして、ミミタンです。
趣味でスマホ向けのゲームアプリを作っています。

ゲーム開発は今年で15年目なのですが、今年10月から初めてUnityを勉強してその便利さに、使ってこなかった期間の人生を無駄にしたと衝撃を受けました。

その勢いで初めて2020年12月21日~27日の間 unityroomが開催するゲーム開発イベント「Unity 1週間ゲームジャム(1Week GAME JAM)」に参加して1つゲームを出すことができたので、作ったときに考えたことを書きます。

今回のお題は「あける」でしたが、自分として、もう一つテーマを最初に決めていました。
「意地悪なゲーム制作をしない」これです。

ゲームを作っていると意図して難しいステージや強い敵を置いたりボスを置いたりして、遊ぶ人を少し邪魔しなければいけないのですが、ボリューム不足を補いたいなどの邪念があるとすぐ理不尽な難易度にしてしまったりする時があります。
ゲームによってはこれが良い感じに働くこともありますが、自分は最近あまり上手くバランスが取れなくなっていました。

料理に例えると、手間はかかっていてパンチはあるけど、辛すぎたり、多かったり、脂が多い、とても完食できないような、繰り返しは食べない料理のような感じです。

ボリュームがちょっと少なかったとしても、嫌な部分が無い、誰に届いても間違いなく美味しいと思われる要素だけを組み合わせた、
「釜玉うどんみたいなゲーム」を今回は作ってみたいと思っていました。

自分が最近作ってしまった、遊びにくいゲームを次のように分析しました。

・上達感が得られない
・難しい
・触ったらいけないものやミスにペナルティがある
・楽しくなるところまで時間がかかる
・やり直しが必要
・運による不可避のミスやゲームオーバー

もちろん、どれも適度にある分には面白さのスパイスになると思うのですが、ついつい入れすぎてしまうので。
じゃあ逆は…と、次のように考えました。

・難易度なんか無い
・どこを触っても怒られない
・短時間で楽しいところまでいける
・どんどん効率的になる、上手くなった気がする
・努力した分は結果につながる
・失敗したという感情が湧かない

これを守って作るとシンプルだけどちゃんと楽しめるゲームができるんじゃないかと思いました。

もっというとこのポイントだけ抑えたら、他は今回は全部間に合わなくても大丈夫なはず。

こんな風に書いておきながら「全然できてねーじゃねーか」と思われる人もいると思うのですが、自分なりに、おそらく意図したような感覚を持ってもらえるゲームになったと思っています。
「夢の缶詰あけるちゃん」どうぞ遊んでみてください。


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