一つの事を極め抜け
私はもともと刺繍の入った洋服やバッグ、小物が好きだった。見るだけでワクワクして可愛い!と思えるもの、それが刺繍だった。
いつかはやってみたいな〜と言いながらも何もやらない毎日を過ごしていた。
私はとても単純な所があり、テレビで特集されていたハンドメイド作家さんを見て、私もハンドメイド作家になりたい!!
と急にやる気になり、ついに重い腰をあげた。
刺繍は見ている分にはとても素敵で楽しいが実際やってみるととても難しい。
まず、針に糸を通せないし、きれいな線もかけない。
そんな所からのスタートだった。
正直何度も挫けたし、やめていた時期もあった。
でもハンドメイド作家になりたい、刺繍をやりたい気持ちはずっと心の中にあった。
ちょうどその時、私と子ども達がハマりにハマっていたもの。
そう!あの大人気アニメ
鬼滅の刃だ。
(今でも大好き♡)
その中で善逸のじいちゃんが言っているセリフが私の頭から離れなかった。
一つの技しか出せない善逸にじいちゃんが言ったセリフだ。
一つの事を極め抜け
この言葉は私がハンドメイドをする中でとても大事な言葉となった。
その頃、刺繍を諦め、羊毛フェルトをしたり、ポーチを作ったりいろんなハンドメイドに手を出していた。
でも結局飽きてしまい最後にはやっぱり、刺繍がやりたい!という気持ちに戻る。
一つの事を極め抜け
それからはこの言葉を心に、私は刺繍一本で行くことに決めた。
最初はそれはもう下手くそな作品が出来ていた。
諦めそうになった時はじいちゃんのセリフを口に出した。
本を買ったり、動画を見たりしながら練習を重ね、作品も試行錯誤を重ね、初めて作品が売れた時、
すごく嬉しかったし、やり通して良かったと心から思った。
今では出品するたび購入してくれるお客様がいる。本当に感謝しかない。
そんな今の私を
刺繍を始めたあの頃の私に教えてあげたい。
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