好きが嫌いにならないように
1年半前から2年半前までオーストラリアにワーホリで住んでいた。
そのうちの半年間はシドニーに住んでいて、毎週末一人で海にビーチへ行っていた。単純に友達はいたけど、出稼ぎできている子達や、学校に行っている子が多く、恵まれたことに日本人にあまり出くわすこともなかったから土日は一人で時間が余るくらいあった。スーツケース1個の貧乏ワーホリの私には新しい趣味を始めたりするにも、あまり手出しする勇気がなく、なんとなくいつも海を見に行っていた。おかげで、シドニーシティ近郊のビーチなら案内できる。(台湾にいる今となっては無駄だが)
マリンスポーツしたり、BBQをしたり等たくさんの人とカモメでにぎわっていたが、その中で私は一人でレジャーシートを敷き、数時間寝そべって海をみてぼーっとしていた。何も考えず、海外でのびのびと呼吸していることが至福の時間だった。(今も海外いるけどね)
もちろんまれに友人とBBQをすることもあったが、それはそれで楽しかった。オーストラリアには大体公園に電気BBQセットがあって、飲食物を持っていけば簡単にBBQができる。素晴らしい設備がある。
シドニーの海は波が高く、いつも砂浜で寝そべるだけだったが、近所に波のないこじんまりしたビーチを見つけたときは感動した。墓地の裏だったからあまり人がいなかったんだと思う。地元のお兄さんがクルーザーでパーティやってたし。
一方今いる台湾ではヤマハのバイクで台湾を一周した。(Eさんが運転私じゃない)しかも125CCのスクーターで!
さすがに1週間乗り続けたらお尻が痛かった笑(合計2週間ちょっと)
冒険中、舗装があまりされていない道を通って空を飛んだり、海辺では風が強く息ができない時もあった。(台湾あるあるだと思う)
車では見れない景色が沢山見れたり、匂いや、風を感じれる、体全身で台湾を感じる旅だった。また迷子になりまくったのもいい思い出だ。
Googleさんは125CCには対応してくれていないため、スクーターは通れない道を案内してくれたり、どうしてこんな山道を、と思うところも示してくれる。いつかスクーターでも行きやすい道を指示してくれる日が来ることを心から願う。(特に台湾バイク国)
途中立ち寄った台中の高美湿地は神秘的だった。
台北から左回りで台湾を一周するとずっと海側を走ることになる。
ぜひ国交がまた前のようにオープンになったら行ってみて欲しい。
大体バイク代を除けば一人7万あれば余裕で一周できる。ホテルを安くすればもっと抑えられるはず。2~3週間お休みが取れたら最高だと思う!
ワーホリでの海での時間。濃ゆい。今でも週末は海を見に基隆(台湾の地名)に行ったり、どこか近くの海へドライブしている。あ、私は後部座席だよ。
そもそも生まれが港町だからか、海には愛着がある。小中高時代は海を見ない日がないくらいだった。しかし最近実家(祖父母宅)で温暖化影響か、台風が来るたびに床下、時々床上浸水が起こっている。中学の時に海水が家に入ってきたときは本当にびっくりした。ニュースでしか見たことなかった。
テクノロジーの発達で、便利で世界中どこへでも行けて、感動をもたらしてくれる、その分自然と仲良くしていくことも大事だなと感じる。
海での時間にはいろんな思い出があるし、これからも好きでいたい。
このままでは、きれいな海も人もなくなっていく、だから大切な海と人を守るために何かできることがないか、考えている。