悪の花 見終わりました
悪の花
を見終えて、さらに「エルピス」まで終わらせたちぢみです。暇かっ!
ワタシはハラハラが多すぎるドラマとか、血がたくさん出るドラマとか、理不尽に人がしにすぎるドラマが苦手なひ弱視聴者です。
なものですから、「悪の花」なんかギリギリな感じでした。
血とか怪我とか死者とかがかなり多めだったから。
なのに視聴できたのは、その不安にさせる要素よりも、演者の巧さに引き込まれたからでしょうか。
イ・ジュンギが大好きってわけじゃないんだけど、めっちゃ魅力的な俳優さんじゃないですか。溢れんばかりのストイックさに、非ストイックな私は憧れと尊敬を抱いております。さらにさらにさらに。
キム・ジフンの様変わりっぷりにしびれちゃったんだと思います。
キム・ジフンの作品を調べて視聴したなっていうのはこちら。
「ウチに住むオトコ」「となりの美男」「結婚の女神」「恋愛結婚」「星をとって」「エージェントなお仕事」
まぁざっと見て視聴してるなって思っただけでこれだけあったんだけど、最後の「エージェントなお仕事」で、やったら筋肉隆々でシュッとしたキム・ジフンがいて、一瞬、誰だかわからなかった……
数年で、御曹司からサイコパスに転じたすごいふり幅の俳優さん……
このキム・ジフンが、サイコパスっぷりをいつどんなふうに本領を発揮しちゃうのか怖い怖いと怯えながらも観たくて観たくて完走しました。
サイコパスに育てられた心優しい息子(イ・ジュンギ)と、医者と薬剤師というエリート家庭に育ったサイコパス息子(キム・ジフン)との人生が交錯し続けていくドラマです。
多くの悲劇の中、2人はそれぞれの自分を取り戻すかのように足掻き、奔走していくのですが、2人が巻き起こす渦の中に巻き込まれる家族という人間関係が描かれて行きます。
家族の愛し方で人は変わるなら、愛し方とは何なのか。どう愛したら幸せになれるのか。そもそも幸せとは何なのか……
今回も韓国ドラマを絶賛しますけれどね。
子役から脇役まで、隙なく演技が巧いんですよ。
そもそも演技ってなんなんだって考えちゃうほどに巧い。
「悪の花」ではわき役たちがどれだけ怯え方が巧いかがクォリティー左右するシーンが多かったと思います。
誰もが主役できそうなくらい見事に怯えるんですよねぇ。ラストあたりのハン・スヨンさんなんて、本当の被害者かと思っちゃったほど。美術とかメイクもあるんだろうけれど、リアリティというのかドラマプロ意識高めというのか。まだそれが演技力ってことなんでしょうけど。
素晴らしかったです。
ドラマって冷静に見ると、矛盾や粗には気づきます。
だから冷めちゃうっていう話を聞いて、驚いたんだけどw
もちろん「悪の花」にも無理な設定もあるんですが、それを差し引いても
イ・ジュンギ シー のとんでもなく高い技術みられて感激です!!!
という作品でした。
あと、子役が可愛すぎて悶えました。子役は全員天才しかおらんのかっておもうわ………