アラ還夫婦のお伊勢さんの旅②
この記事の続きです。
さて、なんだろうとか、どうしてだろうがちょっと強めなワタシが
引き寄せられるように入ったお店はこちら。
帰宅してから、こちらのホームページを読んだのですが、
予約をしたら、一緒に観光地巡るとかやってくれるってあった。
そうか、伊勢のコンシェルジュのような人だったんだ!!
外見が、ドランクドラゴンの塚地さんみたいで、可愛らしくて穏やかそうな方だったので、ついつい話しかけちゃった。
そしたらね。蘇民将来のことなどの知りたかったこと全て、教えてくれたんです。その聞いた話をここに書きますね。これぞシェア!
この話、もうね、滑らかなリズムで、とっても聞きやすいトーンで話してくれるのですよ。相当、練習とかされてるんだろうなぁ。
で、最後に「コロナでは、蘇民将来よりアマビエが流行っちゃった……」って。それはグチだったんだけどねw
「水木しげるさんパワーの勝ちだったんですかね……」とどうしょうもないこと言ってみた私。精一杯の励ましだったんですが、
蘇民将来子孫繁栄を大切にしている方たちからしたら、
うわーー。きた! 疫病時代! って感じだったのかしらね。
スペイン風邪をドラマで見たことあったけど、100年に一度の地球の運命が現存してるなんて、思いもしてなかった私。
改めて、祀るとか祓うとか、守ってもらうとか信じ切るなんていうことを、考えたというか、実感したというか。
だから私も欲しくて欲しくて。このしめ縄が。
お店の中に、旧いお札がおいてあったんです。
そもそも人の話をちゃんと聞いてない私は、それは見本だって言われたらしいのに、あったあった♡ 買って帰ろうってモードに突入してて、
ずっと持ち歩いてた。
夫に「それ、お店の展示品よ? 買えないよの? 欲しかったら12月16日にここにこないとね!」 と言われるまで、本気で買って帰る気だったw
おじさんが、「うちのオリジナルだから、これならあるよ」って教えてくれたマグネットを買って、ひらにひらに謝って、戻してまいりました。
私たちが、禊をしてから伊勢神宮に向かいますって話をしたら、
とっても喜んでくださり、本来はそれが一番いいお参りなんだけど、
最近はね……簡単なほうになっちゃってるからね……
と残念そうでしたが、そこからの話が面白かった。
おじさんは、二見浦地域の歴代の民の代表となって、
戦国時代のこと、江戸時代のこと、20年に一度の遷宮が地元民にとってどいういう意味のあることなのか、地元民の特権と義務がなにで、
それがあったときの写真を見せながら、
丁寧に明確に説明してくれたんです。
つっこみが好きな私は、たまに突っ込みます。
「おじさん、見た来たみたいに言うけど戦国時代って……」
「え、最近って、三代将軍の頃っていいました? うひゃー」
ワタシ、知らなかったんだけど、三重県って関西弁にちかいんですね。
やんわりとした関西弁っぽいから、リズミカルだし、抑揚が柔らかめ。
だから、こっちも相槌や質問がしやすかった。
おじさんの説明は、ただ詳しいとか丁寧なんではない。
本人のアイデンティティーというのか、血の中というのか、
伊勢神宮エリアに住む民としての大いなる誇り
というのが絶対的価値として存在してて、聞きながら惚れ惚れとしたのでした。情報社会に慣れた私は、詳しい人や知識多めの人の話には慣れ親しんでいるけれど、おじさんのは、違う。
誇り
体験
伝承力
信仰心
地域魂
これよこれよね。私が旅で一番、感動するやつ!! ああ、旅の醍醐味は
地元の人との会話なんだよ。最高だぜ。
という魂が打ち震える時間を過ごせたのでした。
二見浦駅から、夫婦岩までの1キロちょっとのお散歩が、私の伊勢詣でのスタートになったのです。幸先よすぎですよ。
蛇足ですが。
二見浦ではお土産として存在しない蘇民将来の札。
おじさんとしても、これは土産にしちゃいかんちゅうか、したくなさそうな、そんな表現だった。
な。ん。だ。け。ど。
伊勢神宮の外宮にある、おかげ横丁(ほぼショッピングモール)には、売っておりました。土産として。
これちいさいんです。20センチくらいかしら。
伊勢で見てきたしめ縄は、どれも40とか50センチはあったと思うので、
めっちゃ小さいんですが、それでも欲しかった!
夫が竹と板を使って飾る場所を設けてくれたので、
ちゃんと軒下に飾れました。
邪道かもしれないけど、大事にします。
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