なぜ働くのか 自己紹介
地方に住む40代です。
最終学歴は大卒。普通に就職しました。
30歳で結婚し、子供がいます。
持っている資格は、
危険物取扱者乙4
第二種電気工事士
認定電気工事従事者
宅地建物取引士
初級システムアドミニストレーター
通販検定2級
フォークリフト運転者
本業とはほとんど関係ない資格ばかりです。
月~金の本業がありつつ、ダブルワークをしています。本業の会社には副業OKの確認をとってから#ダブルワーク をしています。
なぜダブルワーク(セカンドワーク、アルバイト)をしているか書きます。参考になればと思います。
私自身、変わった人なので共感できない部分、真似できない部分があるかもしれません。
ダブルワークする理由はたくさんあります。(後付け的なものも含めて)
①経済的なこと
②趣味
③世界を広げる
④ネタ作り
順番に説明します。
また、できる理由として
⑤私の体力
⑥外部環境
も説明します。
①経済的なこと
私には、小学校2年になる子供がいます。
子供が大学に行くまで(あと10年)の教育資金として1000万円は欲しいと考え、逆算すると400万円足りない。じゃあ、400万円までは届かないかもしれないけど、少しでも足しになれば、と思ってダブルワークを始めました。これが一番の理由です。
本業では中小企業のサラリーマンをしています。役職は上から数えたほうが早いポジションにいます。会社に対して不満を持っているわけではなく、むしろ感謝しています。ですので、本業に支障が出るようなダブルワークはやりません。むしろ、本業にプラスになるようなバイトを選ぶことが多いです。
しかし、本業の給料だけでは子供の教育資金までは貯まりそうにありません。理想は「私の力で会社を大きくして、その見返りとして私の給料も多くしてもらう」なのですが、実際にそう思ってこれまでやってきましたが、外部環境の変化もあり、私の働いている期間に実現するのは難しそうだと感じました。
また、私個人の考えでもあり、会社の考えでもあるのですが、「成果は公平に分配されるべき」なので、そうなるとやはり個人的な収入は急には上がらない、むしろ減る可能性の方があるということになります。
また、給与形態として「会社の将来はどうなるかわからないから、退職金は少なく、働いているうちの給料に前倒しして振り分ける」というものですので、老後の不安もあります。政府の言うところの「老後までに2000万円」なんて、今の会社にいては到底無理です。
決定的だったのは、昨年冬のボーナスが業績不振のため支給されなかったことです。役職が上の立場なので、ボーナスがもらえなかった、というよりは「支給できなかった」という思いの方が強いのですが、とにかく個人の実入りは少なくなったので、「子供に400万円問題」もさらに悪い方向に行ってしまいました。そこで、時間の余裕の範囲でダブルワークしてみようと思いました。
ネットで「副業」と検索すると、物販やアフィリエイトなど色々出てきますし、一通りチャレンジをしてみましたが、どれも成果が出るには時間がかかるもので、しかも時間単価が低い。100時間費やして1000円の収入=時給10円なんてパターンもあります。それはそれとして温めておくことにして、手っ取り早く現金化できるアルバイトをすることにしました。
今は、本業の収入は全てを家の生活費とし、ダブルワークの収入は私のお小遣い、貯金、投資にしています。
②趣味
これと言って趣味がない、遊び友達もいない私にとっては、バイトも趣味の感覚です。
「自分のやりたいことをして、自己満足を得る」ということが趣味の定義であるならば、私のバイトはその通りです。本業の気分転換にバイトをしている、そんな感覚の時もあります。
スポーツ系のサークルに入ったり、ジム、料理教室、書道教室に行ったりするとお金を払うことになりますが、同じような感覚で、同じような体験ができて、しかもお金がもらえる。
嫌になったら辞めればいい、と思っていますし、バイト面接のときにも「本業に支障のない範囲でバイトをしたいと思っていますので、もし本業に専念したくなったらバイトを辞めます。その代わり、バイトは手を抜きませんし全力で頑張ります。」とお伝えして了承をいただいていますので、いつでも辞められる状況にいます。雇う側もバイトという雇用形態にはそれほど期待をしていないことも実際働いてみて感じていますし、「私にしかできない仕事」というのはバイト先ではないので、「人生かけてこの仕事!」と思うことはなく趣味的な感覚で働いてます。
また、「もし、生活に不自由することがないくらいお金があっても、あなたは働きますか?」という質問には「YES!!!」と答えるくらい、基本的に働くことが好きというのがあるのでダブルワークも成り立っているのかなと思います。
③世界を広げる
上に書いた「もし、生活に不自由することがないくらいお金があっても、あなたは働きますか?」の問いには「人生の意味、目的、楽しみ、生きがいは何ですか?」という意味が含まれます。また、「あなたが人生で本当にしたいこと、達成したいことは何ですか?」という究極的な意味も含みます。
私は本業で営業職をしています。しかし「どうしても営業がしたくて営業をしている」「小さいころからの夢が営業」「営業職は私の天職だ」という感覚は全くなく、会社の都合や、周りから見た私の評価(人当たりが良い、丁寧など)で営業職を任されています。自分では理系頭脳で、モノづくりが好き、人見知りの部類に入ると認識しているので「営業という職種が、私の生きる道なのか?」というのはずっと疑問に思っています。もちろん「どんな職場・職種でも、それを楽しみ、好きになること」「自分なりに仕事をアレンジして自分のやりやすい形にすること」「主体的に取り組むこと」という姿勢で仕事をしますので、嫌で嫌でしょうがないということではないですし、営業をしていて学ぶことはたくさんあります。が、生まれて1回限りの人生、私の能力は生かしきれているのか?これが本当にやりたいのか?やらされているのではないか?と考えると、世界を広げたい、自分の可能性を広げたいと自然に思えてきます。
今の会社の、今の仕事だけでは、「今の世界」しか知り得ません。世界には、私の知り得ないことがありますし、同じ日本、さらに身近なところでも「そんな世界があるんですね」ということがたくさんあります。ネットで調べれば情報は手に入ります。でも「そんな世界」は体験してみたいじゃないですか。海外旅行も現地の情報はたくさんありますが「行く(体験する)からこそ、価値がある」わけで。
例えば「キャバクラ嬢の送迎ドライバーのバイト」「葬儀屋のバイト」「コンサートのバイト」「ブランド品のオークション会場のバイト」なんて、普段の私にはまったくの別世界ですが、一度は覗いてみたい世界ではあります(面接を受けて採用にはなりませんでしたが)。そういう「国を超えない別世界旅行」を楽しめるのもダブルワークの楽しみです。本業で生活の収入が保証されているからこそ、色んな世界を覗き見するというリスクも取れます。
④ネタ作り
人に見せるために人生があるわけではないです。普段の雑談の「ネタ」としてバイトの経験ができればいいなと思っています。
このnoteは、見せるためというよりも、自分の足跡を残す「日記」という意味合いの方が強いです。公開しているのは、私の体験が少しでも他の人のお役に立てればという気持ちです。
続いて、できる理由です。
⑤私の体力
月~金は昼間本業、夜はバイト。土曜日も昼はバイト、夜もバイト。本当の休みは週に1日。という生活です。
親にもらったこの体、大変ありがたいことに頑丈に作られているらしく、平均睡眠時間は5時間ですが、体に支障はありません。将来はどうなるかわかりませんが。
40代になり、あと何年体が動くか分からない。転職するにも、独立するにも、遊ぶお金を作るにも、稼げる時間は思ったよりも長くない。「働けるうちに働いておきたい」と思いました。
⑥外部環境
私が初めて就職した時代は終身雇用が当たり前の時代でしたから「転職なんて有り得ない」という社会の価値観でした。しかし、今では転職する方が多くなり、生涯フリーターの人もいます。加えて、働き方改革でダブルワーク、ギグワークの認知も高まっています。働く側、雇用する側の価値観はずいぶんと変わりました。
また、インディードやタイミー、ウーバーイーツなど、スマホで簡単にスキマ時間バイト、単発バイトが検索できる時代になりました。
多分、5年前であれば私もここまで踏み切ることはなかったと思いますが、これだけ外部環境(社会環境、技術環境、雇用環境)が整ってくると、踏み出すハードルも低く、やりやすくなっています。
追記
私は学生の頃から家で勉強ができず、学校の教室、自習室に行って勉強をしていました。今でも家で仕事をすることは苦手です。場を変えることは私にとってスイッチを変えることになります。
また、夏休みの宿題の癖、つまり「締切ギリギリにならないとやる気が出ない」「今やらなくても後で何とかなるんじゃね?(実際何とかなってきた)」「やらなくても誰に迷惑かかるわけでもないんだし」という性格の私にとって、自分を律しながら副業で稼ぐ、ということは苦手です。
「今度の休みこそ、スキルアップの勉強をしよう!」「本業の後のこの2時間を使って」と思っていても、全然捗らない。
でも、隙間時間の2時間にバイトを入れたら何とかできるんです。責任感?誰かに迷惑かけるから?とにかく場所を変え、強制的に決められた時間であれば、どれだけ疲れていても動けるんです。
どっちも、自分で意思決定して、自分で行動をすることは同じなんですが、片方は疲れてなくてもサボり、もう片方は疲れていてもサボらない。
そういう私なのでバイトした方が短期的には稼ぎやすいのです。
資格を取るにしても、独学でやれる人と、通信教育でできる人と、専門学校じゃないとできない人がいるじゃないですか。
大方の人はやっぱり「やらされないとやらない」と思いますし、私もそうですから。でも、それがダメなわけではなくて、自分を知ることから「じゃ、どうする?」が始まるし、少しずつ変わって行けば良いのです。
大企業の社長さんが秘書を雇うのも、自分でタイムマネジメントするより、「秘書が作った時間割通りに強制されるほうがパフォーマンスを発揮できる」ということなんだと思います。つまり、社長さんも「やらされてる」のですが、それでもいい、むしろそっちの方がいい、ということです。
以上です。私の特殊事情もあるので参考にならないかもしれないですが、私の体験が誰かのお役に立てれば幸いです。