蜘蛛の糸
こんばんは。わぽです。
最近、先輩の口癖に似ているタイトルの本を見つけてから、芥川龍之介にハマりました。
蜘蛛の糸は、国語の時間に読んだ気がしたのですが、改めて読んでみると、学ぶことが多かったです。
■芥川龍之介が教えてくれた事。
悪い事をすると地獄に落ちる。
悪いことも良いことも、その人の生前の行いを仏様は知っている。
地獄に落ちた時、生前の小さくても良い行いは評価され、助け舟を出してもらえる事がある。
自分だけが得をしようとすると、罰が下される。
蜘蛛の糸は、人を吊るす事ができるほど丈夫で耐久性がある。
地獄に落ちたとしても、性格は変わらない。
■読んだ感想
上野の不忍池に行きたい。行ったら池の底は地獄に見えるかも。
なぜ仏様は蜘蛛の糸を垂らす事ができたのか。
仏様がいる場所に蜘蛛が生息しているということは、カンダタが踏み潰さなかった蜘蛛は、天国の生き物だったのかもしれない。
蜘蛛の糸は、仏様が救おうとして垂らしたのではなく、カンダタが良い心の持ち主になる覚悟があるのかを確かめる意図で垂らしたのかも。カンダタにとって、蜘蛛の糸は精神的な試練だったのかもしれない。しかし、カンダタの心は悪に偏ったまま、何も変わっていなかった。
もしカンダタが、他の人と一緒に蜘蛛の糸を登ろうとしたら、全員助かったのか?
私はそうは思わない。カンダダ以外の人達は、良い行いをしていれば助かったかもしれないが、そもそも良い行いをしてなかったために地獄にいるのだから、天国側には迎え入れられないと思う。
地獄に落とされないためには何をすべきか?
悪い行いをしない。虫や動物など、人間以外でも命を大切にする。
ということで、感想でした。