昭和思い出話「ちり紙交換車と逃げた女房の歌」
これはワタクシ、昭和後期生まれの思い出話。
昭和の生活史として参考になれば幸いである。
前回の汲み取り式便所の思い出話に多少繋がるのだが。
約30年前、実家のトイレを水洗に改装するまでは、ウチにトイレットペーパーはなかった。
トイレットペーパーがないんだから、もちろんトイレットペーパーホルダーもなかった。
では、お尻は何で拭いていたのか。
それは「落とし紙」なるものである。
少しボコボコした手触りの、やわらかい材質の四角い紙…ちり紙のことを、落とし紙と言う。
ウチでは