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【明日から花屋で働かせてもらう Day.1】無賃お手伝い初日

はじまり


休日、朝9:30にお店に向かう。
緊張しながら、入り口を開けて「おはようございます!」というと、優しい顔でオーナー、店長、かよさんが待っていた。

エプロンに着替えて、いよいよ働く!というとき、ガチガチでいた私に、「緊張してる?」と笑顔のオーナー。元気よく「はい!」と返事してしまった。でも、そのおかげで、緊張がほぐれた。

「初日は流れで教えるからね、花のことだけやなくて、花屋で働くことを覚えてもらいたいから」そういうわけで始まった花屋でのお手伝い。初日は、まず基本的なことを一通り教わった。

お店は、オーナーがお父さん、店長が息子さん、(かよさんがお母さん)と家族で経営されており、なんと店長は3代目だった。昔は花の苗を売っていたこともあったが、切り花が専門。グリーンや花器も少し置いてある。お店は数年前に改修したばかりで、白の木を基調としており、ガラス張り部分が多いので光がたくさん入ってくる。店長が海好きということもあって、海辺のインテリアを彷彿とさせるお店だ。(面接で店長が海、特に海外のリゾート地の海が好きだと知った。私も本当に海が好きなので、だからお店の雰囲気が好きなんだ!と納得。)

初日が働いて感じたことは、なんと言っても「お店の方の人柄がいい」ということ。感動した。オーナーも店長もかよさんも、本当に優しい笑顔で迎えてくれて、信じられないほど丁寧に一から教えていただいた。とにかく、私も家族に加わったように、優しく接してくれる。
面接やまだ働けるか決まっていない時は、かなりシビアに話された。経験もなく長く働けるわけでもない自分を育てるのはお店にとっては手間でしかないもんな、、と理解できたし、それでももらえたチャンスを活かさないととかなり緊張していた。しかし、働くと決まってお世話になり始めてみたら、めちゃくちゃ優しく迎えてもらえて、本当に感謝しかない。お店の方の人柄が良いからこそ、お店の雰囲気や空気が綺麗なんだろうなと納得してしまった。

雑誌『海を感じる心地よい家』の1ページ   こんなイメージ。

とは言っても、ある程度慣れるまでは、丸一日ではなく朝からお昼すぎまでのお手伝いとなる。
憧れのお店で働き始めた(というか無給なのでお手伝いでき始めた)感動が溢れているが、気を引き締めて、1日でも早くお店に貢献できることと、自分自身の力をつけることを目指したいと思う。

そのために、このNoteで教わったことと、その週に学んだお花のことをアウトプットしていきたいと思います⭐️

教わったこと

仏花などのセット花

  • 仏花 家の仏壇に備える。1つで買われていくことが多いが1対(2個)のときもある。

  • 墓花 お墓に備える。基本的に1対(2つ)で買われる。出す時は左右対称のペアであることに注意する。お線香(2つ)のサービスあり。

  • 榊(さかき)  神棚に備える。1対(2つ)で買われる。強いため、小の紙でしっかり包む。

  • 荒神(こうじん)  台所の神様へ供える。基本的に1つで買われる。

  • セット花 ラッピングは、下の部分のみ。店頭には、2つセットで出す。サービス価格なので、バラして組み直すなどは対応していない。

ラッピング方法

紙を左手で持ち、束を真ん中に置く。下の方からくるっと巻き始め、最後まで巻ききる。下が出ている時はアルミホイルで包む。

水揚げ方法

  • 水切り
    水の中で、切り替えすること。真空状態で切るので、浸透圧で花が水を吸いやい。水を吸い上げる面積を大きくするために、必ず斜めに切ること。また、切った後花瓶を変えるときも、すぐに移すこと。

  • 切り替え
    その場で切り替えすること。先の悪くなった繊維部分を切り落とす。

  • 折り替え
    切るのではなく、折る方法。手やハサミで持って折る。トルコキキョウや菊など、折れる花は折った方が繊維が多く出てくるので、水が揚がりやすくなる。

  • 湯揚げ
    80°から100°の熱湯を準備し、切ったら素早くお湯に入れる。茎からコポコポと空気が出てくるまで、およそ20~40秒お湯につける。ストックやアジサイなど。

  • 綿取り
    アジサイは斜めに切り込みを入れ、中の綿を掻き出しておく。

  • 十文字切り
    枝物は十文字に切り込みを入れて、繊維部分を多く出す。

私は、土日のお手伝いとなり仕入れ日に入れないので、なかなか経験できる機会がないが、チャンスがあればやらせてもらう予定だ。

セットの仕方

アレンジの基本となる、オアシスのセットの仕方を教わった。
正確さと、スピードも意識してできるようになりたい。。

メモ

お天気も良くて、外へ出たとき太陽がきらきら輝いていた。
もともと素敵だな〜〜と思っていたお店だったが、カウンターの中に入ってみたら、もっと素敵だった。
力をつけることと、お店への感謝もだけど、本業への感謝を忘れないこと。。