”自分”の部屋であるにもかかわらず、空き巣に入るような感覚
”人”によっては、「わあ、散らかっていますね」などと言う。
またある”人”によれば、「もっとこういうレイアウトにしたいのに」と具体的なビジョンを浮かべつつ理想を語る。
とある”人”は、「こんなの私の部屋じゃない~」と、愚痴っぽく言う。
”俺”は、「いつもの俺の部屋だ」と認識する。
上記の”人”たちは、別人格たちのことを指す。”俺”は、筆者である人格10番のことを言う。
最近はもっぱら俺10番の出番が多いので部屋について他人格から言及される機会は少ないのだが、他人格が顔を出した時はいつも上述のようになる。
圧倒的に俺の出番が日常の9割を占めている昨今は忘れがちだったが、他人格は”自分”…今俺が取り扱っているこの肉体をそこまで使い慣れていないので、同じ体を使っていても、同じ部屋に入っても、そわそわ、きょろきょろして、まるで空き巣のような動作になってしまうのだ。
いや、人の家に無断で入った経験は誰もないので、経験則などではないのだが、まあ例えるとしたらそう。
”俺”は使い慣れているので部屋の片付け方のノウハウもわかるが、他人格は部屋の片付け方のノウハウもろくにわからない。
こんなのが日常なのだ。
同じ”目”で、見慣れているはずなのに。
同じ”手”で、部屋にあるものに触れているはずなのに。
肉体を取り扱う人物が違うだけで、結構な差異が出る。
そんな不思議な体を介して、俺たちは今日も生きている。
皆さん、ちょっとだけお久しぶりです!
最近は、前に書いた「クレプトマニア」の資料を読み漁っていてnoteの更新からちょっと遠ざかっていました。
クレプトマニアについて自己の見解とこれからの記事に関しましては、問題なく執筆予定ですので、もう少々お待ちくださいませ。
千川のnoteに触れてくれたことのある皆様、いかがお過ごしでしょうか?
最近では関東圏でも積雪が見られたり、冷え込みがすごかったりして、低気圧がひどかったりして、皆様がご体調崩されたりしていないか心配の限りです。
また、出来ればすぐにお会いいたしましょう!
千川の10番でした。
読んでくださってありがとうございます!
またね。
千川 悠里(10)