文系の大学院進学っていうのは、正直どうなのか。
こんにちは。社会人4年目の会社員です。
今回は、私が実際に文系大学院進学・修了し、
そのことについてに今どう思っているか関して、記述します。
なお私は、2015年に心理学の修士号を得て、学問の世界に別れを告げました。
今回の構成は下記の通りです。
1. 文系で大学院に進学・修了しての所感
2. 文系でこれから大学院進学を考えている人へ
1. 文系で大学院に進学・修了しての所感
まずは率直に、当時も今も大学院進学の選択は間違っていなかったと思っています。
一切の後悔もしていませんし、進学して本当に良かったと思っています。
特に良かったと思うところは、以下5点です。
・自分の実力を考慮すると大学院に行かないと行けなかった会社に入ることができた。
→学部卒の私のスペックでは、ESすら通らなかったと思っています。
・大学院時代に刺激的な仲間に出会えた。
→他分野で進学した人たちとのネットワークは、研究にも
その後の人生での選択でも大いに良い影響を与えてくれました。
・学問の世界を少しだけ知ることができた。
→学問の世界に修士という最底辺で参加し、こてんぱんにやられ、
学問の世界で生きていくという難しさを肌で感じたこと。
また学問の世界で仕事をしている人たちへ畏怖の念を抱くことになりました。
・自分の実力を知ることができた。
→私は全く研究を進めていく能力がないことが証明され、
その結果、企業に入って頑張らなければならないという覚悟につながりました。
・社会に出て、心理学の大学院を修了した者という特異性を手にいれることができた。
→会社内でも外でも、先輩も後輩もみんな興味を持ってくれます。
ネットやメディアの記事で、文系大学院生はかなりネガティブな存在だと
書かれていますが、実際にはそんなことなかったです。
文系大学院生は、就職活動で苦労するだとか
社会出ても使えない奴が多いだとか散々言われていますが、
結論、人によります。
学部卒でも優秀な人は優秀で、使えない人は使えない。
院卒で優秀な人は優秀で、使えない人は使えない。
とても単純だなと思っています。
もちろん、院生ならではの苦労などはありますが、
時間配分とどこに力を入れるかでなんとでもなります。
私としては、文系大学院生が社会からネガティブな存在とされていることが
悔しいです。
そういった社会からの認知を少しでも変えれるよう、
文系大学院卒の者として、精進していきたいと思っています。
2. 文系でこれから大学院進学を考えている人へ
先に大学院を修了して、社会に出た者として記述します。
もし、大学院進学をあなたが迷っているとしたら、
私は進学を薦めます。
もちろん、経済的な事情やその他の阻害要因があるとしたら
そこを考慮した上での決断が必要ですが、
そうではなく、もし、ネットやメディアの記事をみて、
本当は進学したいけれど不安だなと思っているのであれば、
飛び込んでみて欲しいと考えています。
周りからは、なんで進学?、進学してどうするの?など
散々言われると思いますが、あなたが何か成し遂げたいもの
やりたいものがあるのならば飛び込んでみてください。
進学して観る世界は、思っていたものと違うかもしれないですし、
思っていた通りかもしれません。
どちらにせよ飛び込んでみないとわかりません。
覚悟をもって飛び込んだ勇気とその決断は、今後の人生の自信になります。
少なくとも私はそうです。
そうは言ってもなかなか決断できない、やはり迷うということもあると思いますので、その要因を明確・深堀するために、
次回は「大学院進学前に調べておくこと・考慮しておくべきこと」を記述します。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。