文系大学院生の就職活動
こんにちは。心理学修士卒の会社員です。
今回は「文系大学院生の就職活動」に関して、
私の経験をもとに下記3つのトピックスを記述します。
1. 就職活動を始める前に
2. 学生時代がんばったこと
3. 面接
1. 就職活動を始める前に
まずは、動き出す前に確認しておいてほしいことですが、①研究と就職活動に費やす時間の算出と比率、②指導教官の就職活動への理解の2点があります。
①研究と就職活動に費やす時間の算出と比率とは、トータルでどのくらいの時間を就職活動に時間をさけるか、どのくらいの時間で最低限の修士論文のクオリティを担保できるかを研究室の先輩などから情報を集め、試算してみてください。
私は東海地方の大学院だった為、東京に頻繁に行くこととなり、移動時間だけでもかなりかかりました。
また、交通費もかなりかかり、説明会や最終面接手前までは、自費での活動になるため、
このあたりは事前に押さえておいた方がいいと思います。
次に②指導教官の就職活動への理解ですが、これは私にとっては非常に重要でした。
理系ならば、修士→就職という流れが至極当然の流れのように理解されていますが、文系となると話は別です。
もちろん指導教官によるところは大きいですが、やはり指導教官によっては、文系で大学院まできたら博士課程にいくんだよね?という前提の考え方をする方もいます。
そうなると就職することを伝えると嫌な顔をされたり、指導に影響が出る可能性も0とは言い切れません。
お互い円満に終わるためにも、できれば就職活動前に意思表示を行うとよいかと思います。
私は修士1年の夏ごろには伝えていたため、スムーズに就職活動を開始することができたことに加え、ゼミなども就職活動を理由に休んでも、特段何かを言われることはありませんでした。
就職活動前に修士2年間の過ごし方を自分でイメージし、それを指導教官と共有、そして理解・サポートを得られるところまで行っておくことが理想かと思います。
2. 学生時代がんばったこと(エントリーシート)
次は、文系院生のみならず就活生全般が不安に思っている「学生時代がんばったこと」に関して、私の考えを記述します。
まず、私は学生時代がんばったこととして、以下のエピソードを引っさげて就職活動に臨みました。
・修士の研究でがんばったこと(就職活動前にデータ分析・結果・考察までの実験をひとつ行っていた為)
・大学院時代の学生団体(研究以外)でがんばったこと
・学部生時代にサークルでがんばったこと
私の経験上、文系大学院生は勉強が好きあるいは、学部時代に就職活動がうまくいかなかったのかな?とみられがちなので、研究(勉強)のエピソード+その他の活動(サークル・バイト)のエピソードがあればよいのではないかと考えています。
研究でまじめさやひたむきさをアピールし、その他の活動でチームプレー・協調性やリーダーシップ・フォロワーシップをアピールしたいという狙いがありました。
実際、面接時でも課外活動を学生時代がんばったこととして言った際は、その後、研究の方はどうか?と聞かれ、研究の方を学生時代がんばったことを言った際は、その後、サークルやバイトのエピソードはないかと聞かれたので、この2ジャンルは確認しておくことをお勧めします。
3. 面接
最後に面接ですが、文系院生はほぼ間違いなく大学院に進学した理由を尋ねられます。
理由は率直に言っていいと思っており、私の場合はもっと研究がしたかったからだと正直に言いました。
また、面接では自分の研究内容を問われることも多々あり、その際は、専門用語を使わず、中学生・高校生でもわかるような説明くらいまでかみ砕きました。
何もそこまでと思われるかもしれませんが、やはり短い時間で専門外の人へ自分の研究を前知識なしで説明するのは、非常に難しいです。
友人や近しい社会人のもとで何度か練習してみることをおすすめします。
以上、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は、大学院編最後の「東海地方での就職活動」に関して記述致します。