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◇わたしと脱ステロイド◇ 脱ステ2ヶ月目 眠れない夜
2024.3月から脱ステロイドをしています
noteでは脱ステロイドの記録と
そこに至るまでの経緯を綴っています(「◇わたしとアトピー◇」)
前回の記事はこちら
2024.5月
5月入ると顔のジュクジュクはよくなった。
そのかわり痒みが強くなった
5月は夜がくるのが怖かった
子どもたちがいる時間は、気が張っているのかまだ動くことはできた
なんとか家事をこないし、子どもたちを寝かしつけてホッとする
早く寝たいけど、寝るのが怖かった
何時に寝ても必ず2時に目が覚め、
そこからかゆみで4時まで眠れなかった
この2時間がすごく怖かった。
真っ暗で、音のないこの時間は視覚も聴覚も弱くなる分、触覚が冴えわたる。
昼間は視覚からの刺激や
子どもたちの声でかき消されていた些細な刺激も
夜は敏感に拾ってしまうのだ
痒くてかき始めるけど、掻くからまた痒くなる
かゆいから眠れないんだけど、
眠れないからまた痒くなる
時間だけが過ぎていく
いつもこの時間をじっと待つ
はじめは眠れないことに焦りを感じていた。
家族の寝息が自分が眠れないということを浮き彫りにする。
わたしは一人眠れないことでイライラした
誰が悪いわけでもなく、
ぶつけようのない怒りが出てくる
イライラするとまた掻きたくなる
だから、途中から寝るのを諦めることにした。
諦めるってときにすごく自分を救ってくれる
2時に起きても4時にはまた寝られるんだから、
大丈夫、って思うことにした
4時頃になるとようやく、うとうとしはじめ
いつの間にか寝ている
寝れたのか、眠れていないのかよくわからない日もあったけど。
6:30 めざまし時計が鳴る
まだ眠いけど、夜が終わったことに喜びを感じる
真っ暗で一人でいる世界が終わることが嬉しかった
でも、朝がきても辛い時間は続いた
夜中に掻きすぎると、肌が痛くて動けなかった
ずっとこのまま布団でうずくまっていたいそう思う日もあった
でも、そんな願いは叶うことなく
とにかく子どもたちを幼稚園に送り出すために
からだを起こす
子どもたちを送り出しても
保冷剤で冷やしていないと体中がずっとかゆい
座って作業なんて1分も持たなかった。
寝転がってテレビを見るしか、
かゆみから気をそらすことができなかった
休みの日は朝頑張らなくてもいいけど
子どもたちがずっと家にいる
どこへも行けず、ごはんを作ることが精一杯でずっと横になっている日もあった。
何もできない自分を責めたくなった
だけど、子どもたちは、全然わたしを責めなかった
普段はギャーギャーうるさくても、
本当に動けない日って
2人で仲良く遊んでくれた
子どもたちって本当にピンチなときは
なんにも言わなくても、よくわかってくれる
賢い子たちだ。
こんな感じで5月はもうすべてを諦めることにした
振り返るとずっと『何かやらなきゃ』という気持ちが強くて駆け抜けてきた人生だった
仕事をしてたときはもちろん、
転職したときもすぐに働かないといけないって
そわそわして、すぐ仕事を決めた
産休育休中も仕事に行ってないんだから!と
昼間ゆっくりする自分を許せなかったし、
この機に学ぼう!と決めてからは、
必死にいろんなことを学んだ。
テレビ見ている時間なんてもったいない!って
ずっと思っていた。そんな日々だった。
学びも手放して、こんなに毎日ドラマばっかり見ていた日々はいつぶりだろうか。
カラダがこんな状況になって、やっと休むことを許せた。
わたしにとっては強制終了だった