何をどう頑張っても、自分のことが好きになれないのです。

私は、自分のことが好きではありません。

自分の身体も顔も性格も好きになれません。

なぜこうなったのか。一番の要因は兄弟の存在だと思っています。

私は幼い頃から兄弟と比べられて育ってきました。優れていた兄弟は両親からも祖父母からも可愛がられ、甘やかされ、いつも家族の団欒の中心にいました。私はそんな中で会話に入ることもできず(私が全く知らない話をするんです)、ただただ楽しそうな家族を傍観し続けていました。

家族全員でリビングにいる時間がすごく苦痛で、小学生の頃は晩ご飯を食べ終わったらすぐ自室にこもって就寝時間まで一人で過ごしていました。自分がわからない会話を延々とされる空間は幼い私にとってはまさに地獄のようでした。まるで私は空気みたいだなぁと幼いながらに思ったのを覚えています。

土日は両親が兄弟のために終日出払う事が多く、私はずっと一人でお留守番をしていました。なので家族旅行もほとんど行った事がありません。そしてそんな日常は私が家を出るまで、つまり大学進学を機に一人暮らしをするまで続きました。

そうなってくるともはや、自分にも構ってほしい、自分も家族の輪に入れて欲しい、なんて感情はなくなるんです。いつの間にか、自分=価値がない、劣っている人間という認識が普通になって、こんなつまらない自分が構ってもらえるはずがない、と思うようになっていました。中学生、高校生、と年を重ねるにつれて私の自己肯定感は地を這うレベルまで、いやもはや地中に突っ込むレベルまで降下していったのです。でも自分にとってはそれが普通だったんですよね。

しかし、大学1回生の時に自分の状況がヤバイと気づくのです。

メンタルの授業のアクティビティで自己肯定感のチェックをした時です。

本当に驚きました。数値が低すぎて。(笑)

一緒に授業を受けていた友人に本気で心配されました。(笑)

それから私はどうにかしようともがきました。自己肯定感が高まればきっとより人生を楽しめるだろうと思って。先生もそんな事言ってた気がするし。数字で表されると危機感が増しますよね。自分は異常だと知らされたみたいで、それを払拭したい気持ちが芽生えたんです。自己肯定感についての本を購入したり、夜な夜なネットで調べたりしました。

そして色々なことを試しました。1日の終わりに、どんな事でもいいからその日に自分ができたことを3つ挙げて自分を褒める。ポジティブワードを心の中で唱える。好きなものを食べる。とか他にもたくさん。

結果として全部ダメでした。1つも続かない(笑)

自分を褒めることなんて毎日そんなにないし、ポジティブワードを言う自分がなんか嫌だし、好きなもの食べてこれ以上太りたくない。

書いててほんとにどうしようもなくて情けないですね。ひどいんだもん。

そんなこんなで奮闘したはいいものの、何も続かない自分に再び絶望し、またそんな自分が嫌いになる。まさかの負のスパイラル。これは本末転倒にも程があると思って何かするのをやめました。

そして未だにどうすればいいのかわかっていません。

でもいいよね。人生はまだまだ長いし。自分のことが嫌いでも、映画とか小説とか漫画とかは関係なく面白いし。(笑)もしかしたらこういう楽観的な考え方が大事なのかな。

何にせよ、私は自分のことが好きになれません。

でも自分を好きになれない自分を認めてあげています。というより、もうしょうがない!何やってもダメだし!もういいや!って割り切っています。

こんな私にもいつか自分を好きになれる日がくるのかな。くるといいな。

( 現在は両親そして兄弟ともめちゃくちゃ仲良しです。適度な距離って大事だなぁと思いますね。 )



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