【絵本紹介】りんごかもしれない/ヨシタケシンスケ
勤めていた保育園にあった、幼児向けの絵本。
「おもしろい!!」
様々な絵本を見てきたなかで、久々にそう思わされた。他の先生たちとも「おもしろいよね!」を共有。どうやら大人にも響くものがあるようだ。
後に本屋でこの絵本と再会し、自分が読んだ時に味わった面白さと、それを娘にも伝えたい気持ちが込み上げてきて、手に取るやいなや、何のためらいもなく、足は真っ直ぐレジへと向かっていたのであった。
何が面白いかって、一言でいえば
“ひとつの物事にも多角的な見方があるよ”
ということ。
当たり前のことかも知れないが、日常や仕事での対人関係、自分の心を健康に保つため、仕事におけるアイディアを生み出すため、多角的な視点は重要なのにもかかわらず、日常の忙しさに足をとられたり、心の余裕がなくなったりしたときに、ついこの大切なことが忘れがちとなってしまうのではないだろうか。
「りんごかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
ヨシタケさんの言う、「そうじゃないかもしれない、なぜならば・・・」の引き出しが多過ぎて脱帽である。娘にもこのように幅広い発想力を持ってもらいたいものだ!
“常識を疑え”
その大切さを知性とユーモアをもって、子どもたち・そして我々大人に伝えてくれるようなストーリーであった。
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