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わたしのひかり~未知の旅へ~ #ひかりのいしむろ
プロローグ
昨年12月からずっとやり取りしてきた、あゆみさんとのオーダーアクセサリーについての打ち合わせ。
すべては、あのnoハン会からはじまりました。
はじめにお願いしたのは、夫とわたしのペアブレスレット。
遠方かつメールだけのやり取りという不便な環境にありながらも、密に連絡を取ってくださるあゆみさんのおかげで、とっても素敵なものができあがりました。
希望通り、いやそれ以上のものができて喜ぶわたしを見て、娘も自分のブレスレットが欲しいと言い出したんです。そりゃそうよね。オトナだけずるい!ってなるなる。
ひとり娘に甘々な母はつい、家族でお揃いっていうのもいいかもなぁ…と、まんまとその案に乗ってしまい、追加でオーダーをお願いすることに。
いろいろと話していくうちに欲しいものがどんどん増えてきてしまい、最終的にはわたしのイメージが膨らみすぎて収拾つくのこれ?っていう、完全にオリジナルラインのアクセサリーをあれこれつくることになっていました。
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ひかりのSTORY
そうして1月のはじめにようやく全てのやり取りが完了し、先日あゆみさんからわたしのもとへと送られてきた、無事に完成したひかりの欠片たち。
もう一日も早くここで紹介したかったのだけれど、いろいろあって自分の環境が整わず、なかなかそんな気になれないでいたんですよね。せっかく発送していただいたのに、届いたものの中を確認しただけで包みをそっと戻し、ちゃんとつけてみたのはこのnoteをあげた旧暦元日のことでした。
この日、初めてつけて外に出たのはサンストーンとインカクリスタルのネックレス。
TOP画像の奇跡のようにぱあっと朝日が射した瞬間、わたしは思わずそのひかりにむかって石をかざしていました。
金色の太陽に照らされたサンストーンは、なんだかふるさとのひかりに包まれて安心したかのようで。そして、それを力強く支えてくれている大地の雫、インカクリスタルが陽のひかりを淡く透かして輝いていました。
あの時なぜだか分からないけど感覚的に、陽に輝くふたつの石がまるで清らかな水の流れのように、それまでの古い自分を洗い流してくれたような気がしたんです。
そこから、身体と心が一気に元気を取り戻し、外に出たい!と気持ちがぐんぐん明るくなっていくのを感じました。
捉え方はひとそれぞれだけど、暦とか石とか、いにしえより伝わるものにはやはり科学や理屈では説明できない力がある、わたしはそう思います。
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実はわたしはこれまでの人生で、意識的に『スピリチュアルなもの』から遠ざかるようにしていました。そこはわたしの通る道ではない、と信じて、わざと見ないようにしていたのかもしれません。
けれど、ここ数年いろいろな出逢いがあって、それらがどうやら全部どれもスピリチュアルな世界につながっているようで、やはり避けては通れない道なのかもしれない、と思うようになりました。
そんな時に訪れた、あゆみさんとの出逢い。
あゆみさんはとても自然に石を愛していらっしゃって、スピリチュアルの世界とはかなりの親和性があると思うのに、話していてもそれを変に表に出してきたり感じさせたりしない方で。わたしは過剰に『スピ用語』を使って話をしてくるひと、それが日常になってしまっているひとが苦手なんですが、あゆみさんには一切そういうところがないので安心してお話ができます。
精神世界についても、石についても、ちっとも押しつけがましくなく、でも確固とした自信を持って『ひかりのいしむろの世界』を魅せてくださるあゆみさんと編み手さんのつくりだすものたちにわたしは惹かれ、夢中になりました。
そうしてできあがった、世界にひとつだけしかない、わたしだけのアクセサリー。
ここから先は完全にただの自慢です(^^;)
良かったら、見ていってください。
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ネックレス
ブレスレットのメインに使ったサンストーンと、直接石を見せていただいた時に気になったインカクリスタルという、すりガラスのようなくすんだような色合いの水晶を使いたい、ということはわりとすぐに決まりました。
インカクリスタルはボリビアの高地で採れる石で、長い年月をかけて大地で厳しい環境にさらされて表面が削れ、まるでシーグラスのような独特の風合いを持っています。ひと目見た時からこの石が好きだなと感じました。
そして、サンストーンと組み合わせることで、なんとなく陰陽(太陽と月、男性と女性のような背中合わせの2つの世界)を表しているような、そんなイメージが湧いてきました。
その後、糸についていろいろとあゆみさんと話していたら、なんだかどうしても赤い糸が気になる。そうだ、インカクリスタルを赤い糸で編んで下げるようなデザインにしよう!ということに。
全体的に編んですっぽりと石を包んでしまう案も出ましたが、それだとちょっとインパクトが強すぎるよね…ってことで、上半分だけを編むというデザインに落ち着きました。
首まで全部赤い糸だとあまりに濃いので、ネックレスの紐は麻っぽいクリーム色にして清浄感をプラス。ヲシテ文字と絹のタッセルは、見本で持ってきていただいていた別のネックレスからインスピレーションを受けて取り入れました。
できあがってみるとこのデザイン、なんだかとても『巫女感』の強いアイテムに。
それから、わたしが今年からやりたいと思っている新しいチャレンジのテーマがジブリ映画『もののけ姫』の世界観に通ずるものがあり、偶然にもそのイメージにもとても近くてびっくり。
長さが調節できるのでどんな襟開きにも対応できて、オールシーズンどんな服にも合わせやすいものになりました。
ピンキーリング
ネックレスと同じ赤い糸を使って、とにかく編み模様が映えるもの、シンプルなものがつくりたくって、白と赤の2色使いにしてみました。
石は、ネックレスエンドにも使っているマザーオブパール。
厳密に言うと石ではなく、真珠を生み出す貝殻からつくられた玉、のようです。名前の通り母性を司る石で、大きな包容力で自分や家族に対して優しく接するための助けになってくれるそう。いまのわたしにぴったりの石かもしれません。
左手の小指につけると、赤い糸の伝説とも相まってなんだかロマンチック。
余談ですが運転、結構好きなんです。
つけているとハンドルを握るときに目に入って、つい嬉しくなっちゃう。
ピアス
指輪とネックレスのデザインが決まったあと、noteで他の方がオーダーされた品を見ていたら、急にこのピアスのイメージが下りてきました。
いやー、でも予定外だし。予算もオーバーしちゃうし。
一度は自分の気持ちを黙って飲み込みました。でもやっぱりこれを形にしてみたい!という心の声が大きすぎて無視できなくなり、結局一緒にお願いすることに。
赤い糸で白いマザーオブパールと、キラキラ水晶をつないで。
ピアス単品でつけてもインパクトが強く、動いた時に耳元で揺れる石と髪が美しく見えそうなイメージでつくりました。
できあがってきて箱を開けた瞬間、このセットはわたしにとって、決意とか強い行動力をサポートしてくれるような、そんな印象を受けました。
新しいことをはじめる際や、大事なイベントの時に寄り添ってくれると心強いお守りのような石たち。アクティブに行動するのが好きなわたしが、思い切り自分らしく動けるようにいざという時は一緒に連れて行きたい、そんなアイテムです。
わたしは金属アレルギーなんですが、このデザインはどうしてもゴールドの金具がアクセントになって可愛いと思ったので、パーツ類は金属のままで。
もし着用してみて肌が荒れてしまうようなら、フック部分を付け替えできるようにと、樹脂製のパーツも分けていただいています。
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トータルコーディネート
全部揃えてつけたらちょっと『もののけ感』が強すぎて印象が濃い!ので、ネックレス&リングか、ピアス&リングくらいの組み合わせがちょうど良さそう。
この日はトップスが濃いネイビーのシンプルなニットだったので、ネックレスとピアスのW使いでちらりと赤を入れて、イメージは大人のトリコロール。昔からトリコロール配色が好きなんです。
自撮りで後姿を写せなくて残念なのですが、水晶と編み文字のタッセル部分を背中に長めに垂らしているので、きっと後ろから見ても映えるはず。
どのアイテムも個性的でなんともわたしらしいデザインに仕上がったな、と思います。
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ANOTHER STORY
このアクセサリーをつけて久しぶりに外に出てみた日、唐突にわたしが一番わたしらしく輝いていた日々、を思い出しました。
『ものを売る』ことが大好きで、誰かとそれについて話すことがただ楽しくて、知らないひとに『わたしの好き』を紹介して、それを買って笑顔になってくれるたくさんのひとがいた、しあわせな毎日。
やりたい!だけを抱えて飛び込んだアパレルの世界。
『好き』を探して海外を駆け回って、未知を自分の知と経験に換えながら、自分の足で切り開いていく毎日。服やアクセサリーを単に売るだけでなく、人生を彩るためのツールとしてひとに提供するために、自分自身の体験と吸収と表現を最大最速のサイクルで回して、まるで自家発電しているかのように輝いて充実していた日々。
身体がどれだけしんどくても、私生活でどんなに辛いことがあっても、それでも毎日好きな仕事をしていられることがわたしにとって一番の喜びで、人生であんなにも楽しい日々はなかったし、とにかくワクワクだけで生きていた4年間でした。
いまの暮らしもそれなりに楽しんでいるように思えていたのだけれど、あの日々を振り返ってみたら、確かに少し色褪せてしまったわたしらしさ、を否定することはできない。わたしはいつのまにか、ワクワクをこんなにもすり減らしても平気なように、生きてきてしまったんだ。
少しずつ感度を殺しながら生きてしまうと、そこから抜け出すことは容易ではないということ、わかっていたはずなのにそれをまた繰り返していたことに気づかされました。
だけどこの石たちが、わたしにそのことを思い出させてくれたから。
もう一度自分を見つめなおして、わたしらしい輝きを取り戻すためにできることが、必ずある。
わたしは『わたしの好き』を探しに出かけて、見つけたそれを誰かへ伝えて美味しい!や楽しい!を伝染させたいんだ。そうして誰かに届けることができた嬉しい!の環が、そのまた外側の誰かへと少しずつ広がっていくこと、それがわたしの喜びになるんだ。
わたしのやりたいことって、こういうことなんだなって改めて思いました。
ひかむろの石たちに出逢えて、大切なことを思い出せて、新たなわたしへと歩み出すきっかけをもらえたこと、本当にあゆみさんとつくってくださった編み手さんに感謝しています。
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旅への誘い
この長い長いただの自己満足でしかない投稿を、最後まで読んでくださった奇特なあなた。
そして、わたしのことばでひかむろの石たちがだんだん気になってきたあなたへ。
オーダーアクセサリーの世界へ足を踏み入れてみませんか。
そこはとても自由で、気づいていなかった未知の自分を知る、という好奇心を満たしてくれて、そしてなにより、そこにはあなたの力を最大限に引き出してくれる頼もしい案内人がいます。
まるで未開の大地を旅するように、ドキドキだけを抱えてその扉を開けたら、きっと見たことのない素晴らしい風景が広がっているはず。
今すぐに異国を旅することは誰にでも簡単にはできないけれど、心の世界は広大で果てしなく、一瞬で全く違う色の空を見に行くことができる。
ひかりのいしむろが見せてくれる世界は、あなたの知らない新しい景色かもしれない。そこを訪れることは、あなたにとって心躍る経験のひとつに、きっとなるから。だからわたしはあなたに、ひかりのいしむろのアクセサリーの世界をすすめたい。
わたしはわたしのことばで、わたしの好きを伝えたい。
もしこれを読んでその扉を開いてくれる誰かがいたなら、こんなに嬉しいことはないんです。
オーダーする時の参考になるのがBASEのひかむろサイト。
すでに作品になっているものが掲載されていて、糸が編まれたイメージや石との色合わせ、細かいパーツ部分などが見られます。自分のイメージを形にするのにとても役に立つと思うので、こちらもぜひご覧ください。
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これを書き上げた時、なぜかわたしの脳内を流れていた曲がこれ。
本当は日本語バージョンの中元みずきさんが歌っていらっしゃるものが良いのですが、正規版を見つけられなかったので。
音とひかりをいつも胸に。未知の旅へ。
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