遊びで教えた台車乗りが役に立っている話
抹茶と暮らし始めて長らく、ごく普通にマンションの共用部分を歩かせて、犬が乗って良い方のエレベーターにそのまま乗せて生活していました。
しかしある時からマンションのルールが急に変わり、共用の廊下やエレベーターやエントランスでは犬を歩かせてはいけない!ということになってしまいました。
このルールーができた理由は、エントランスなどでの住人の飼い犬の排泄物放置問題です。
出るものはしょうがないけど、放置するなよ....
さあどうする
変わったものはしょうがない!
新しいルールの対応策として、まずは抱っこを試みたのですが、12キロを抱っこするのは結構しんどいのと雨や朝露でぐっしょり濡れるシャコタン抹茶。
行きはいいけど帰りに抱っこするとこっちも汚れる
ということで抱っこ案は早々に却下!
そこで次の案は、台車に乗せて1階まで降りて、どこかに台車を置いておいて、散歩に行ったのち、再び抹茶を台車に乗せて帰宅するというもの。
やってみたら、案外抹茶は台車を乗りこなし、行きも帰りも楽しそうだし、私も快適。
エレベーターでは占領面積が大きくなるので、人が多い時には次を待つことが必要だけれど、それくらいは苦ではない。
ということで、めでたく台車案が採用となりました。
台車乗りがうまくいったわけ
それまで抹茶には台車に乗ってもらうのを遊びとして教えていました。
散歩から帰ってきた後なんかに抹茶を台車に乗せて、共有廊下で走ったり蛇行運転したりして遊んでいました。(※良い子は真似してはいけません)
そんな背景があったので抹茶は台車に乗るのは慣れていて、というかかなりお気に入りでした。
平気なことや好きなことを増やしておこう!とドッグトレーナーとしていろんな場面でお伝えしていますが、体現してるじゃん!(エッヘン!)
なんて言ってるけど、台車に乗せるのが役にたつとは毛頭思っていなくて、ただ抹茶が楽しんでいるからやっていただけでした。
でも、結果的に教えておいてよかった!抹茶を台車に乗せてみようと思いついた当時の私、エライ!(自画自賛🤣)
先ほど、蛇行運転のお話とかしたけど、初めて乗った台車で蛇行運転なんてされたら、もう二度と乗ってくれなくなる可能性大です。
台車乗りのはじめの一歩トレーニングは今後どこかでお話しする機会を作りますね。
歩けなくなったら
まだまだガンガン歩いてくれている抹茶ですが、そんなに遠くない将来、徐々に歩けなくなるだろうと思っています。
その時が来たら、抹茶を台車に乗せて、地面近くの匂いを感じてもらいながら、近くの公園くらいまで連れて行ってあげることもできるかななんて考えています。
たまに見る、台車やカートで日向ぼっこ散歩してる老犬。そんな感じにできたらいいなと。
台車に乗ることに良いイメージを持ってもらって、さらに台車ってこういうものよねという認識があれば、いざという時にそこに使うエネルギーは少なくて済みます。
抹茶が望まなければ無理にはしないけれど、台車散歩も気に入ってくれるかもしれないので、その時に向けて準備はしておきたい。
そこで台車練習のステップアップトレーニングということで、こんな練習を始めました。
マンションの外でも台車に乗る練習です。
楽しそうなので、練習としては良い感じ。
まだまだ短距離での練習ですが、今後は公園まで行ったり近所をぐるっと回ったりしようかなと思っています。
こんな練習をすると今まで気づかなかった意外と通りにくい細い道や段差があったりするので、どこを通ったらいいのかという練習にもなります。
なんでも当事者じゃないと気づかないものですね。
そのほかの選択肢
台車散歩もいいけれど抹茶が気に入ってくれないこともあるかもしれないし、それ以外にも楽しめることを準備しておきたいな、なんてことも考えています。
台車以外で考えられるのは、車椅子。もうちょっと手前なら、身体全体を支えられるハーネスを使うことかな。
なんでも早めに慣れておいてもらうとお互いのあとが楽!いざという時に使うかどうかは別の話ですけどね。
知ってもらって、さらに大丈夫とか、好きだなと思ってもらえているものを介護グッズとして使うことができれば抹茶の介護期の不安やイライラの軽減になるのではないかと思っています。
それに、いろんなことを試すのは脳トレになるだろうし。
ということで、抹茶には今後も楽しんでもらいながらいろんなことに挑戦してもらおうと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました
たばたまき