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目を耳を疑う信じられない「ハワイの郵便配達」

ハワイでは
郵便が予定通りに届くことはほとんどない。
一応配達予定や追跡などもできるが
予定は未定
追跡は大雑把
配達予測は見るたびに遅れ遅れに変更されていて
配達予定日に待てど暮らせど結局届かなかった、、
なんてことはしょっちゅうある。

そんなことで腹を立てていたら
ハワイでは暮らせないし
想定内で驚きもしないのだが
私の予想を遥かに上回る
想定外のビックリがあるのがココ、ハワイ。

ハワイに来たばかりの頃
家族や友達が日本からの郵便を
海外発送だから紛失しないようにと
親切ご丁寧に「受け取りサイン必要」として
送ってくれていた。

だが、毎日仕事に行っている私が
タイミングよく郵便を受け取ることは
ほぼ不可能で
郵便屋さんは持って帰ったらしい。

今度は受け取れるようにと
お休みの日に午前中は家にいるから
午前中に再配達をお願いしたいと夫に言うと
「そんなシステムはハワイにはない!
空港行くよ!」と。

え??空港?なんで??

配達時に家にいないと
なんと小包は空港に戻され
空港まで取りに行かなければならなかった。

はっ?と最初は耳を疑った。。

受け取れなかった郵便は
空港まで取りに行かなきゃ行けないの??

そんなバカな、、、
郵便って家まで届けてくれるんじゃないの?

「受け取りにサインが必要だからだよ」と。
安心安全のための受け取りサイン付きの発送が
こんな面倒なことになってしまうとは、、
申し訳ないながら
以降はサイン付き発送をやめてもらった。

ちゃんと届くかどうかは神のみぞ知る
という発送もどうなの?と思っていたが
今では信頼のおける郵便屋さんがいて
受け取り確認のいる国際郵便でも
空港には戻さずに
宅配BOXに入れておいてもらえるようになった。

我が家の郵便受けの内側に
何やらバーコードが貼ってあって
それをピッとして
受け取り承認にしてくれているらしい。
ブラボー!である。

やればできるではないか、ハワイ!

この郵便屋さんには
毎年クリスマスギフトをプレゼントしているのは
言うまでもない。

安心したのも束の間
今度は目を疑う光景に出くわす。

レイジーなFedExのお兄さんは
アパートの上の階まで配達するのが面倒らしく
配達物にデカデカと部屋番号を書いて
1Fのエレベーターホールに置いて帰ってしまう。

アメリカにはポーチパイレーツと言って
特にクリスマス前後の
ホリデーシーズンに多発するのだが
家の前に配達されたプレゼントを
盗んで行く泥棒がいる。
FedExでは大事なものが送られて来たりするので
置き去りにはしないで欲しい。。

私の「ハワイの日系アメリカ人」の記事を
読んで下さった方はご存知と思うが
幸い住民に恵まれているうちのアパートでは
盗難などはなく
逆に同じ階の人が「届いてたよー」って
ご丁寧に部屋まで持って来てくれたりする。
でもさ、
FedExのお兄ちゃん頑張ってよ〜という感じ。

そして一番最近驚いたのは
郵便屋さんが配達してくれた、部屋の前まで。
ここまでは良かったのだが(というか普通)
基本半開きにしている玄関のドアの前に
何も言わずに置いて帰った。
たいていの配達員はドアが開いているので
「郵便だよ〜」と声を掛けて置いていく。
けどこの人は無言で置いて行ったので
メールで配達完了のお知らせを見るまで
届いていることに気がつかなかった。

玄関に小包の郵便を取りに行って愕然。
ドアが開かない。。。

玄関のドアは
家の内側に半開きで開けているのだが
もうひとつ
スクリーンドア(網戸のドア)があって
虫が入って来ないようにスクリーンは閉めている。
このスクリーンドアは
外側に開くようになっているので
部屋の目の前に荷物を置かれると開けられない。
ほとんどの配達員は
横の方に荷物を置いてくれるので
今まで受け取りに困ったことはない。

ただし今回は
大きな重いBOXをドドンと目の前に置かれ
薄くて軽いスクリーンドアでは
押すこともままならず
頑張ってちょっとはずらせたものの
壁に当たりビクとも動かせなくなった。。
ほんのちょっと開いたスクリーンドアの隙間では
荷物に手が届かないだけでなく
ドアを開けられないのでもしや外出も出来ない?

なんでこうなるの〜〜?
とハワイ暮らし10年経っても驚かされる。

在宅なのが分かっているのだから
声を掛けてくれるか
ドアが開けられるように横に置いてよ〜
とボー然としてしまう。

結局
家のドアが全開のお向かいさんに助けを求め
BOXをずらしてもらいドアを開けられたのだが
みんな玄関のドアを開けっ放しの
このアパートでなかったら
私は閉じ込められたままどうなったのだろう??
と恐ろしくなる。

郵便配達が予定日にちゃんと届くとか
日時指定で再配達してくれるとか
しかもちゃんと指定した時間通りに来るとか
日本では当たり前だったことが
ここハワイではミラクルである。

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Mimi  〜ハワイで暮らす・働く・生きる〜
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