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ハワイに住んだら幸せ?何度も聞かれて思うこと

Aloha!
独立記念日のホリデーウィークエンドで
賑わいを見せているハワイです。
パンデミックはもう終わり?
というくらい混み合っています。

ワイキキで仕事をしている時に
何百回も聞かれたこの問い。
「ハワイに住めて幸せですよね〜」

そして何度も聞いた次のフレーズ。
「私もハワイに住めたら幸せなのに、、」

最初の問いに対しては、素直にYES。
私は空の小さいビル群に囲まれて育った
東京生まれの東京育ち。
でも私の中では昔から
都会のギラギラよりも自然の緑や海の方が好きで
刺激よりも落ち着く感覚の方が心地よい。
なので旅行をする時は
ほぼ決まってリゾートを選んだ。
一応ニューヨークや
ロンドン、パリにも行ってみたが
違う世界を見ていい経験にはなったけれど
魂が喜ぶようなリフレッシュ
穏やかな心は得られなかった。
今ハワイに住んでいることで
毎日青い空、青い海、緑の山々を見て暮らしている。
ただこれだけでも穏やかな気持ちになれる上に
海やハイキングなど体を動かしやすい環境が
身近にあることにも感謝している。
私にとっては、身も心もヘルシーに暮らせる場所だ。

ただ、「ハワイに住んだら幸せなのに」
これについてはいつも疑問が残る。

ハワイに住んでいることは幸せである。
でも、ハワイに住んだから幸せなのか?
それは違うと思う。

自己紹介を見てくださった方はご存知と思うが
私は仕事のためにハワイに来た。
ひとりぽっちで。
知っている人は雇用主くらいで
家族も友達もいなかった。
仕事を始めたら同僚はいるものの
長年の友達の感覚とは違うし
お互いのお休みが重なることは稀で
仕事以外でゆっくり会うチャンスはなかなかない。
しかも最初はハワイといえども
慣れない海外の環境で
言葉もルールも違う中で仕事をし
人間関係を含め心が折れることが多々あった。
日本にいたらそんな時は
すぐに会って話せる友達がいて
その日の苦悩はその日に吹っ飛んだ。
でもハワイにいると
そんな当たり前のことがすぐにできない。
もちろん現代の恩恵を受けて
LINEやZOOMなど
オンラインで顔を見て話すことはできる。
でもハワイと日本は時差が真逆で
お互いの時間を合わせることが
頻繁には難しくなったりする。
なので、ハワイに来たばかりの頃の私は
お休みの日に1人で
ワイキキビーチに座って泣いていた。
(おかしな人だと思われないようにサングラスをして。笑)

心が折れたそんな日は
「私、ハワイまで来て何やってるんだろう、、
こんな思いをするためにわざわざハワイに来たのか?」

と何度も思った。

それまでの私のハワイのイメージは
家族や友達と一緒に来ていた「楽しいハワイ」
毎日寝る間を惜しんで遊んでも
時間が足りないくらい楽しくて充実した毎日。
ハワイで暮らすということは
あの楽しい日々の連続かと思ってしまっていたのかも?
ちょっとした期待も含めて
そうなのかもしれない。

しかし
1人でハワイに来て仕事をするということは
同じハワイにいるとは思えないくらいの別世界で
青い空も青い海も心地のよい潮風も
何も見えない感じないほど孤独だった。
幸せな生活からは程遠かった。

そして思うこと。
ハワイはいつでも変わらずここにある。
広く青い空、透き通る青い海、
緑といい香りのするお花に囲まれた素敵な島。
この魅力的で素敵な島は
リフレッシュ、マインドリセットするのに最適で
自分らしさに導かれるような心地よさがある。
しかし
「幸せ」というものは心が感じるものであって
「人」がもたらしてくれるギフトだと思う。

ハワイにいること。暮らすこと。
この大事な「人」なくして
ハワイ自体が本当の幸せを運んでくれるとは思わない。
ハワイの素敵なところ
心が折れた悲しい出来事
それを分かち合える人が身近にいて
初めて幸せに浸れるのだと私は思った。

今では私もハワイで家族を持ち
数少ないながらも信頼できる友達もいる。
ビーチで1人泣いていた私は
ハワイで大切な人たちに巡り会ったことで
心の幸せ伴うハワイ生活が送れるようになった。
あれから私がこうして10年無事に
ハワイで幸せに暮らせているのは
彼らの存在があってこそである。
日本の家族、友達はもちろんだが
日々の暮らしを応援、支えてくれている
ハワイの家族、友達にも感謝しかない。
本当にありがとう。

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