耳部(みみぶ)タカヒロ 手売り専門小説家

👂手売り専門小説家 👂45才からの夢の実現 👂人間を知りたい 👂読み上げもやってます。…

耳部(みみぶ)タカヒロ 手売り専門小説家

👂手売り専門小説家 👂45才からの夢の実現 👂人間を知りたい 👂読み上げもやってます。 youtube https://www.youtube.com/channel/UC86Fbvu5VIvjUS7e7aQ1icA

最近の記事

影響力の存在を感じ合うために生きている

誰にも見てもらえなくても文字を書き続けるのか?例えば家族と別れても、例えば世界の人間が消えて自分1人になったとしても。 やらない。 誰かの存在があって行動している。生きている。 きっと自分も誰かにとっての支えになっている。これは驕りでも過信でも何でもなく。例え小さなかけら位だとしても。 生きる理由もそうなのかな? 影響力の存在を感じ合うために生きている。 ああ、そうだったのか。人生暇つぶし論を超える大発見かもしれない! 身近な人はもちろんのこと、名も知らぬ誰かの存

      • 人生のサードオピニオン

        夫とも違う。 ママ友とも違う。 親友とも違う。 親、兄弟とも違う。 第3の囁き そうであるに違いない そう言われたかった そう言ってくれる人が現れた そして私はようやく私になった 甘くて、酔わせて、狂わせる 3番目が1番目

        • 自己表現は誰かの自己表現を汲み取る作業

          人に影響される涙は同じ理由なのか?例えばもらいあくびのようなもらい涙は。 もらい泣き、嬉し泣き。 共感し、心が共鳴した結果、涙が流れる。 それはもらった人が、これまでの人生の何かに触れたことが多大に影響されているのではないだろうか? 誰かの涙の背景には必ずその人の物語がある。 その物語が、涙をもらった人の自分自身の物語に触れたり、揺さぶったり、はたまた忘れていたり、封印していたのにダムが崩壊し水が一気に流れ込むように思い出されたりすることで、涙の伝播があるのだろう。

          耳部(みみぶ)著 「明朗会計ホスト」 133000文字くらい 4時間読 ※期間限定無料公開

          ※2024年10月31日をもって無料公開は終了しました ご購入希望の方は手売りで販売しております。僕が路上に出向いて売ってますので直接僕からご購入をお願いします。 当面の間は新宿歌舞伎町で売ります。 販売スケジュールや場所に関してはインスタグラムをご覧ください。 ※すんませんプロトタイプです  ※少し細かい誤字脱字程度残ってます  ※7月中に紙の本出版します。それまでこれでご勘弁下さい 本の内容 家族思いの天才中学生カブトはネグレクト、ヤングケアラーで図らずも年相応以上に

          耳部(みみぶ)著 「明朗会計ホスト」 133000文字くらい 4時間読 ※期間限定無料公開

          おばさまは人数の力と笑いをもって制圧する 837文字  1分30秒読

          何年か前の、電車内の出来事 電車に乗っていたら黒人が乗車してきた。 ガタイの良いお兄さん。 僕の斜め方向、端から3番目に座った。 電車は動き出し、それから2駅目に停車した際、4〜5人の賑やかなおばさま軍団が乗車してきた。 おばさま方は、入口から正面方向に当たる黒人兄ちゃんの座っている座席をサッと眺めてから、その対面の座席を選び座った。 横一列に座ると、再びワイワイと賑やかに話し始めた。 『バカヤロウ』 おばさま方が怒られた。 『ココセキアルノニスワラナイ。バカ

          おばさまは人数の力と笑いをもって制圧する 837文字  1分30秒読

          言葉に名前をつけるならリコちゃん?とリタちゃん? 442文字 1分読

          利己的になる。 利他的になる。 時々、言葉の行方はそのつもりじゃない方に行く。 やっぱり相手次第。 伝える側の、言葉の選び方、場所や、時間、タイミングとか言うけど、それを準備し、環境を整えるのは至難の業。 受け止める側の能力が絶対に必要。 これは全く上から目線でも、偉そうに言っている話じゃあない。 視点を変えて、言葉を受け入れる側を想像してみる。親子関係なら子どもになったつもりで。 さああなたの言葉は受け入れられますか?  すぐにその言葉は血肉になりますかっていう話

          言葉に名前をつけるならリコちゃん?とリタちゃん? 442文字 1分読

          歩きタバコ、暴走族の騒音、ゴミのポイ捨て、ありですか?

          絶滅危惧種人間は保護すべきか? 歩きタバコ、暴走族の騒音、ゴミのポイ捨て、ありですか? 現代社会、迷惑行為だと思うことはもっともっと沢山あります。 でも、これらのタイプの人間の絶滅には、大いに危機感を持っている立場です。 絶滅して欲しくないという立場です。 僕は静かに穏やかに、清潔に生きていきたいと思うタイプです。 矛盾していますよね。 なぜ残したいと考えるのか? それは平和に穏やかに生活できるこのありがたさを、彼らの存在がふと、気づかせてくれる

          歩きタバコ、暴走族の騒音、ゴミのポイ捨て、ありですか?

          短編小説0054 陸上部の理由 1467文字 2分読

          走っても走っても追いつけない。 どれだけ練習しても届かない。 いっそのこと辞めてしまおうかとも思う。 こんなに苦しくて地味な競技なんて。 そもそも陸上競技を始めたきっかけはなんだったっけ? 幼稚園のマラソン大会で一位になった時に、友達や先生、両親に「早いね」「すごいね」と褒めちぎられた。走ることはつまり自分が得意な事であって、一位になるとか結果を出すとあからさまに周りがチヤホヤしてくれることがただただ嬉しくて、褒められる事を目的に走っていたように思える。走ることが気持ちがい

          短編小説0054 陸上部の理由 1467文字 2分読

          短編小説0053 最初で最後の卒業式 772文字 1分半読

          「父さん、写真撮ろうぜ」 「お、そうだな」 「はーい笑ってー」 『パシャ』 「父さん初めてだよね、学校来るの」 高校生の亮太の卒業式 オレは生まれて初めて亮太の学校行事に参加する 亮太が幼稚園の頃から運動会やら事業参観、入学式など本当に一度も参加したことが無い 妻が毎回参加してくれているとは言え、 オレはオレで仕事だからとは言え、 酷い父親だ 「父さんごめんな、大学受からなくて」 「え?」 「父さんと学校で会うの最初で最後なのに、華を添えたかったよ」

          短編小説0053 最初で最後の卒業式 772文字 1分半読

          上野駅 ホームレス ケンカ 鼻血 424文字 1分読

          20代半ばくらいの時、上野駅の構内歩いていたらホームレスが目の前でケンカを始めた。 ちょうど始まった瞬間に立ち合わせた。 オレ自然とその人たちの中に入って 「やめろやめろ」っつって仲裁に入ったら、意外とすぐにやめたのね。すぐ離れてさ。 片方のおじさんはもう鼻血出てて もう片方のおじさんはさ 「ありがとう」っていうんだよ、オレに。 ちょっと一瞬、なんか拍子抜けっていうかビックリしたんだけど、言われたことがスゴイ印象に残ったのね。 で考えたんだけど 「ありがとう」っ

          上野駅 ホームレス ケンカ 鼻血 424文字 1分読

          短編小説0052 今日があやと亮太の卒業式 878文字 1分半読

          「俺、卒業式でないよ」 「はい?嘘でしょ?マジ?なんで亮太?」 冗談にしては中々の衝撃的な一言。 「どうして?ウケる!」 あやは冗談だと思い、笑いながら聞いた。 「俺、明日から世界一周の旅に行くんだ」 亮太の瞳は真っすぐだった。 穏やかで優しい顔のままだけど嘘を言っていない。 冗談を言っていない。 私は動揺した。 「え、嘘・・・。でも卒業式の後でいいじゃん」 高校生活の、最も盛り上がる、クライマックスのイベントに出席しないなんて。 「いやダメなんだよ。行

          短編小説0052 今日があやと亮太の卒業式 878文字 1分半読

          『聞く力』の効力  世田谷一家4人殺害事件の遺族 入江杏さん講演を聞いて 1539文字 3分読

          2000年12月31日世田谷区の普通の一家4人が殺害された事件は40代以上の方なら憶えている方も多いと思う。 未解決事件で残酷極まりない殺人事件。 殺害された女性(妻でありお母さん)のお姉様である入江杏さんの講演会に行ってきた。 自分の身内が理由もなく、過失もなく殺される現実。昨日まで元気な姿を見て会話をした、いつもいる人が酷い殺され方をして失う。 そんなことってあるのか? 現実を受け入れるとか受け入れられないとか、どういった言葉で表現できるのだろうか。当事者ではない人

          『聞く力』の効力  世田谷一家4人殺害事件の遺族 入江杏さん講演を聞いて 1539文字 3分読

          なぜ文字を書くのか?なぜ小説家なのか?この動画全盛期の現代に文章を書くべき理由 835文字 1分半読

          僕は小説家です。 小説家なので文章を書きます。 書くと言ってもパソコンでキーボードから文章を紡いでいます。 文章を書く、文章を創るうちに分散していた点が繋がり、思いもよらない素晴らしい組み合わせで、物語が出来上がる事や思いを正確に言葉に変換できる素晴らしい瞬間があります。 小説に限らずですが、仕事や日常生活の中で考えがまとまらず、どうにもこうにも納得のいかない支離滅裂な行き止まりに迷い込んでしまう。そんなことがあります。 そんな時程、とにかく文字を書き文章を繋いでいくと

          なぜ文字を書くのか?なぜ小説家なのか?この動画全盛期の現代に文章を書くべき理由 835文字 1分半読

          短編小説0051 トイレットペーパーの呪い 288文字 30秒読

          トイレットペーパーが無くなったら、新しいものをセットする。 これエチケット。常識。 入社一年目の女子が先輩女子に責められた。 「あなたトイレットペーパー取り替えてないでしょ」 「え?はあ、まだちょっと残ってましたけど・・・」 「もうあと一回分残ってないくらいじゃない!」 「はいそうです。だからもったいないので。それに予備が各個室にあるからいいのでは・・・と」 「そういう時は全部使い切って新しいのと取り替えるのが常識でしょ!」 「え?そんなあ・・・もったいないじ

          短編小説0051 トイレットペーパーの呪い 288文字 30秒読

          ホントの話 電車内でうずくまってしまった高校生との会話 1319文字 2分半読

          今朝の電車内で、隣に立っていた男子高校生がゆっくりとうずくまった。 「大丈夫?」 「あ、はい、ちょっと・・・」 「学校は次の駅?」 「はい・・・」 次の駅に到着してもまだ辛そうなので、このまま放ったらかしにするわけにいかず、彼の脇を支えながら一緒に下車した。 「ちょっと座ろうか」 「・・・はい」 ホームのベンチに腰掛け少し落ち着く。 細身で小柄な青年の顔は真っ白。 「なんか飲む?温かいの?冷たいの?」 「あ、冷たいので・・・」 オレは自販機でペットボ

          ホントの話 電車内でうずくまってしまった高校生との会話 1319文字 2分半読