死生学カフェをすることにしたよ。@新富町
日曜担当:もでこ
「どうせ灰になる命なんだから」
と考えるようになってから
前よりすこしだけ前向きに
生きられるようになった。
灰になっちゃうんだし、
世界の主人公でもないんだから、
自分が生きていきたいとおもう空間をつくって、
その空間が心地いいと思ってくれる人がいたら
一緒に時間を過ごせばいいし。
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時間=命
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時間は、命とイコールの関係だと
ドイツの児童文学作家エンデの
『モモ~時間どろぼうとぬすまれた時間を
人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語~』
を読んで実感した。
(児童文学ということもあり、
対象年齢は小学5年生くらいだが、
私は21歳にして初めて『モモ』を読んだ。
大人こそ読むことで時間、
すなわち命について考える
いいきっかけになると思う。)
一部の時間をぬすまれることは、
寿命が短くなることを意味する。
時間をすべてぬすまれることは、
死を意味する。
たしかにそうだと思うことも、
日常で意識していないとハッとする。
**私たちはどうやって
生きていけばいいんだろうか。
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だれもこたえを知らないし、
そもそも正解なんてない。
考えたってしょうがないと
思われてしまうかもしれないし、
私だって考えた先で、対話した先で
なにを得られるかわからない。
でも私は、
目の前に横たわる膨大な時間と
巨大すぎる人生を生きていく上で、
ゴールがいつなのかわからないレースで、
生きること・死ぬことについて考えることは
すこしだけ生きる希望につながるんじゃないかと
思っている。
**
死生学カフェを
やろうと思ったわけ
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最後に、
私が死生学カフェを新富町でやろうと
思うまでの思考の過程を話して、
おわりにしたいと思う。
1.乳牛を育てている酪農農家に
お手伝いに行き、
生産者を身近に感じる。
↓
2.食への関心が初めて湧く
3.植物や動物の恩恵と
生産者や調理する人の苦労
↓
4.ほかの生物と多くの人の苦労
のおかげで生きている自分に気付く
↓
5.「生かされている自分」を知る
↓
6.「自分一人の命ではない」感覚
↓
7.自殺率の高い日本の状況を変える
こともできるかも
(2.3.4の写真は、
福岡のいとしまシェアハウスで撮影)
新富町に来てすぐのころは、
食に関心をもったから
食育ワークショップをしようと
考えていたが、
**食>生
**
という構造が見えてきたから、
まずは大きいテーマの「生きること」に
ついてのイベントをしようということになった。
最終的には、
食と関連付けて生きることについて
みんなでゆるく考えられたらいいな~
と思っている日曜日でしたー。