第71期ALSOK杯王将戦第2局高槻 前夜祭
ホテルアベストグランデ高槻 欅の間で開催された前夜祭に行ってきました! 場所はJR高槻駅を北側に降りてすぐのホテルでした。
対局者:渡辺明王将、藤井聡太竜王
立会人:谷川浩司九段、副立会人:稲葉陽八段、記録係:折田翔吾四段
理事:井上慶太九段
(速報版です。後で少しずつ推敲させて頂きますことご容赦くださいませ)
着席。壁際の後列です。もう自分のくじ運と徳は前夜祭の出席に使っておりますので!! 時系列で、さくさく今日は書きます。
●対局者入場
渡辺明王将と藤井聡太竜王の登場です。
後方の扉からの入場です。
♪笛の勢いよいBGM
(音楽の勢い良すぎる!!)
近くを通られてドキドキしましたが、真のドキドキは後半に起こります。
●主催者挨拶
毎日新聞大阪本社代表の方。スポーツニッポン大阪本社代表の方。そして日本将棋連盟 常務理事 井上慶太九段のご挨拶です
井上慶太九段
「1月17日と言えば阪神淡路大震災ということでご存じだと思うのですが。今年は二つで出来事がありまして――」
井上慶太九段のご挨拶にぐっときました。
井上慶太九段
「嬉しいことは谷川浩司九段のお弟子さんの都成さんがご結婚されたことです。わたしも1月17日誕生日だったので――」
続きます。
井上慶太九段
「哀しいことは西川慶二八段がお亡くなりになったことです」
突然のことで驚かれたこと。親子棋士で将棋界では識られていることと思います。
井上慶太九段
「西川さんは福島に関西将棋会館が変わってから女性教室を始められて、長く講師を務められてもとても将棋界に貢献されていました。慎んでご冥福をお祈り申し上げます」
お心配りに目頭が熱くなりました。私はお弟子でご子息の西川和宏六段に関西将棋会館の指導対局で将棋を教えて頂いたことがあります。実は人生初の指導対局でした。緊張でガッチガチのわたしに西川和宏六段はとても優しくお声がけ下さったことは今でも色あせない思い出です。
西川慶二八段のご冥福を心よりお祈り申し上げます、
●歓迎挨拶
高槻市長、高槻市観光協会代表。
●来賓挨拶
高槻市議会議長でした。
●対局者・関係者紹介
渡辺明王将、藤井聡太竜王の対局者が登壇。続いて谷川浩司九段、稲葉陽八段、折田翔吾四段が登壇されました。全員がそろったところでメディアの記念撮影が始まります。
MCの方
「お顔が険しいようで、笑顔をお願いいたします――」
サンキューホータカツキ。笑顔が撮れました。
ブレゼンターからの花束の贈呈が行われます。
藤井聡太竜王の素敵な一枚が撮れたのでTwitterにアップしています。
続いて記念品贈呈です。丸大食品のハム。
お落としかけられてひやっとされる藤井聡太竜王。
会場が無事のキャッチを見守っていました。
●両対局者挨拶
渡辺明王将
「みなさま、こんばんは。本日は前夜祭を盛大に開催して頂きありがとうございました。各社様に御礼申し上げます。高槻市の皆様におかれましては関西将棋会館の件でもお世話になっております。対局場の山水感は自然の音しか聞こえない場所です。王将戦は十日ほど前に開幕いたしましたけれど、オミクロン株が拡大しておりまして、スポーツニッポン社様の紙面でも日々、野球選手の感染とかが取り上げられています。将棋界は幸いなことに大きな事なく対局させて頂いているので、明日からどうぞよろしくお願いします」
藤井聡太竜王
「みなさま、こんばんは。本日はお忙しい中、前夜祭にお越し頂きありがとうございます。主催者様、高槻市の皆様を始め、関係者の皆様に御礼申し上げます。私は高槻市に来るのが今回、初めてなのですが2023年度に関西将棋会館が予定されています、先駆けて高槻に来ることが出来て嬉しく思います。明日からの対局、高槻を将棋の街として盛り上げていけるような熱戦にできればと思います。皆様、どうぞよろしくお願いします」
お二人とも素敵なご挨拶をありがとうございました。
このあとそれは起こりました――記念撮影です。
MCの方
「ここからは、皆様と対局者の方との写真撮影に移りたいと思います」
わたし
(え?)
会場の皆さま、空耳かと思ったのか――ざわつきもしませんでした。
サプライズです。
スポーツニッポン社の方が仕込んで下ったのだと、後にお聞きいたしました。サンキューホースポニチ。
ステージ上に、円卓4人ごとに登壇して、渡辺明王将、藤井聡太竜王との登壇しての記念撮影会が始まります。
実はここまで緊張していて喉がカラカラだったのですが、その感覚も消失するほど緊張が高まります。ついに自分のテーブルの番です、多分ですが右手と右足を同時に出して歩いていたと思います。気がついたら壇上でした。
(藤井聡太竜王の真後ろで! 写真撮影! 後頭部と頭頂部が見える?!)
この後、三秒意識を失いました。
意識が戻ってきた時にはスポーツニッポン社の公式カメラマンが撮影して下さっていました。
(人生で一度きりだ!! 今こそ、笑え! 私!)
当然、マスクしていますが引きつった笑みを浮かべていたと思います。そして、降壇して机につきます。気がついたら机にノンアルコールビールが運ばれてきていました。喉カラカラです。
緊張したのをTwitterに呟きます。最後の「後」続きを書きます。興奮していて、文字数のその後が書けなかったのです!!
「(後)頭部をみました。至近距離過ぎて意識が飛んでいました」です。
現地観る将、最大規模で意識が飛んだサプライズでした。突然で、唐突で、準備余地ない、スポーツニッポン社の詰めろで投了級でした。
●乾杯
乾杯もとても柔らかい空気でした。
(渡辺明王将も藤井聡太竜王も――とてもリラックスしておられるように見える)
今週、藤井聡太竜王を見るのは二度目です(朝日杯の対局場で一度目)。敗戦の後の仕草、左斜め上に視線を送られる仕草を見てギュッと胸が痛くなりました。朝日杯は熱戦でした。タイトルホルダー同士――藤井聡太竜王と永瀬拓矢王座の「静かな熱心」が溢れた対局場でした。
終局後の朝日杯のご挨拶では昨年のJT杯東京の時のようにもうここには居ないんいだ――とは思いませんでした。そこに居て、不思議と穏やかで――けれど熱いものを感じたのが朝日杯での事でした。
(自然体で、リラックスされている!! 明日からの対局も全力で応援します!!)
ここで渡辺明王将と藤井聡太竜王は退室されました。
誠にありがとうございました。
●食事会
美味しいオードブル、スープ仕立ての魚介、パン、メイン、デザート、珈琲を頂きました。ノンアルコールビールでもどれも美味しかったです。食事中は全集中で黙食しました。
●抽選会
何にも当たりませんでした!!
●揮毫ビデオ
主催者様のお心遣いで会場限定の動画でした。渡辺明王将、藤井聡太竜王の揮毫の様子を15分ほど拝聴しました。会場限定のここだけのビデオだということ。
渡辺明王将は――スーツ!シャツで腕まくり。
藤井聡太竜は――初回は肩書き・お名前・揮毫の順。二回目以降は揮毫・肩書き・お名前。でした。
食後の珈琲を頂きながらの動画はとてもともて贅沢な時間に思えました。ありがとうございました。
●主催者様の事前質問回答
MCの方からの読み上げです。
Q.健康面どのように気をつけていらっしゃいますか?
渡辺明王将「運動すること。一定体重コントロールに気をつけています」
藤井聡太竜「睡眠をしっかりとる。一日7時間以上とること」
Q.将棋の駒で1番好きな駒は?
渡辺明王将「飛車。攻めに使うと強い」
藤井聡太竜「角。は上手に使えば高い価値が生まれる駒です」
●終後後
終演後、井上慶太九段と稲葉陽八段と少しお話しさせて頂きました。
両先生ともめちゃくちゃ笑顔でした。
●最後に
コロナ禍の中、前夜祭を開催して頂きましたこと、関係者の皆様に御礼申し上げます。とても、とても幸せで楽しい時間でした。将棋界大スキ!!
(了)
次回、レポートは王将戦高槻 大盤解説会まとめの予定です。
※誤字脱字など随時直していきます。速さ重視のアップで申し訳ございません。ご参加されていた皆様。会話の順番、記憶違いなどあったら、申し訳ございません! 修正します! ドン!とご指摘くださいませ。
※気になりましたので書かせてください。主催者から黙食の注意がありましたが、ノーマスクでおしゃべりしながらお食事されているテーブルがありました。将棋イベントでクラスターが出たら――以降のイベント中止になってしまいます。(別件ですが朝日杯では対局場で対局中におしゃべりされている方いたので――???でした。対局者のためにお静かに……)