キャンペーンを終えて
こんにちは。MimiTV編集部です。9月27日(金)から始まった本企画は、10月14日(月)を持って投稿期間が終了となりました。10月28日(月)の発表に先立って、今回は、本企画にご参加いただいた皆様への御礼・そしてキャンペーンを経て私たちが考えていることをお伝えしたくnoteを書きました。拙筆ながら、読んでいただけますと幸いです。
・#だから今日もメイクする キャンペーン 終了の御礼
・終わった今だから、企画の意図と背景をもうちょっと
┗ユーザーさんたちの「リアル」が知りたかった
┗ 自分を起点に美容と向き合う時代の到来
┗こんな感じで企画してました
・キャンペーンを終了して私たちが思うこと
┗改めて「メイクをする」ことの意味を考えてみた
┗美容への愛で、私たちは繋がることが出来る
だから今日もメイクする キャンペーン 終了の御礼
集計したところ、何と約600件もの投稿がありました…。
今までの投稿企画の実績から、300件くらい集まったらいいなあと思っていたので、とんでもなく嬉しいサプライズでした。
まず、御礼を言わせて下さい。本当に有難うございます。あなただけの体験や価値観をシェアするというのは、簡単なことではありません。素敵なユーザーさんに恵まれていることに改めて気づかされました。約600件の作品全てを熟読しましたが、1つ1つの作品全てに魂が込められており、全員に賞をお送りしたいほどです。(それはさすがに出来ませんが…)
ご応募いただいた皆様の本気にお応えしたく、受賞作品は編集部12人で1週間以上をかけてじっくりと協議をした上で選定いたしました。
※昨日より、当選された皆様にはご連絡を行っております。
終わった今、企画の意図と背景をもうちょっと
■ユーザーさんたちの「リアル」が知りたかった
この企画でやりたかったのは、ユーザーの皆さんのリアルな価値観を知ることでした。MimiTVを見ている皆さんが、普段どんな気持ちでメイクやコスメに触れているのか。誰のために何のためにどんなメイクをしているのか?どんな気持ちで鏡の前で自分の顔と向き合っているのか。とにかく知られるきっかけが欲しかったんです。私の最初のnoteにも書いてますが
「美容で自信がついて幸せが溢れる世界」を作る上で、「メイクはこうじゃなきゃだめ」というような発信をしたくなかったんですね。共感型・共創型、というならばまず皆さんがどんな気持ちで美容に向き合ってるか知らなきゃ始まらないよ!!!!と。
あと、1コスメ好きとして最近のコスメの売れ方や流行のメイクを見ても、いち生活者の価値観とか個性って大事だなと思っていたのもあります。
■自分を起点に美容と向き合う時代の到来
みなさん、Viseeの大人気リップ、クリスタルデュオ リップスティックの発売された時のことを覚えていますか?ひと塗りでグラデーションリップが完成するのと、透け感のある絶妙な発色が話題となり、今もViseeを代表するアイテムです。
発売された当時の2017年8月、まだパーソナルカラーという考え方は一般的ではありませんでした。(かなりのコスメ好きの間で流行り始めていた程度でした。)
私が覚えている限りですが、キーヴィジュアルに起用されていたローラさんの使用色であるRD462がとにかく売れていました。すでにYoutuberやインスタグラマーを起用したプロモーションというのは活発に行われていましたが、みんなこぞってRD462を推していたのも人気を後押しとなったのか「メーカー欠品中、次回入荷日未定です」という文言を何度も見かけたことか。これは、「広告でモデルがつけていて可愛い色」「みんながおススメしている色」が生活者にとって、コスメを購入する際の重要な決め手になっていたことがよく現れていた事例だと思います。
パーソナルカラーという考え方が美容の領域で普及した後のことは、コスメ好きの皆さんは実感されていることでしょう。購入の際、「自分に似合うかどうか」を意識する人は間違いなく増えました。同時に、パーソナルカラーにとらわれない自分の気分や好きを重視したメイクする人の存在が可視化されたということも大きな意味があると私は考えています。前者も後者も共通するのは、自分の「個性」を重視している点です。”持って生まれた肌や顔立ち”も個性ですし、”気分”も”好きなモノ”も個性。「自分」を起点に美容に向き合う時代の到来を感じ、そこから生まれる価値観や美意識ってあるんじゃないか?という仮説を持ったんです。
■こんな感じで企画してました
あまりの殴り書きかつメモのセンスが皆無でして、こんなモノを出していいものかと躊躇ったのですが本企画の構想段階の打ち合わせメモを発見したのでその一部を恥をしのんで掲載します。
<構想メモ>
「美容で自信がついて幸せが溢れる世界」っていうメディアビジョンを軸に、どんな人に向けてどんな企画を発信する?というところから考えはじめた #だから今日もメイクする でした。
さっきの話にも通じますが、「自分」を起点に美容と向き合う人が増えていたり、男性でメイクする人が増えていたり。これからMimiTVが向かう方向性として”多様性”という要素は外せなかったんです。もちろん、メイクをしない・好きじゃない人だっていて当たり前だし、どんな価値観の人も否定したくないよねって話していました。
<ハッシュタグ案>
(パンとエスプレッソ感って何だ)
ハッシュタグ案。最終的に絞り込んだ方向性は2つでした。
① メイクや美容に対する感謝や愛を表現する
② メイクや美容に対する自分の意志や価値観を表現する
どちらの方向性がより参加してくださるユーザーさんの魂がこもるのか…?と考えた結果、より表現の自由度が広がりそうな②を選びました。ハッシュタグ選定に関しては、1つ前の編集長もえぴさんもnoteに書いているのでぜひご覧ください。
キャンペーンを終了して思うこと
■改めて「メイクをする」ってどういうこと?
キャンペーンを開催するにあたって「メイクをするってどういうこと?」と改めて自分で考えてみたんです。
メイクを英語で言うと、makeup。分解するとmake-up。makeは「作る」という意味の英単語ですが、「思った通りに作る」「理想通りに形づくる」というニュアンスがあるそうです。確かに、メイクという行為にはそういう意味合いってあるよな、と納得しました。
でも、この「理想」という表現って厄介だなと。「理想」を追い求めすぎてしまった結果、心のバランスを崩してしまう人って結構います。(私がそうでした)でも、「なりたい自分」のためのツールだと思うし…と悩みながら、皆さんの投稿を読んでいたら、気づきがありました。
「メイクをするのは”自分ウケ”のため」
「今日をどんな日にしたいかでメイクを変える」
など、メイクを自分の外見だけではなく内面にも向き合う行為として捉えている方が多かったんです。どうして今まで気づけなかったのだろうと、目からウロコでした。
「大事な商談の日だから、ベーシックでスキのないメイクをしよう」
「大好きなアーティストのライブだから、キラッキラのカラーメイクでハジけたい!」
「気になる彼とのデートだから、女っぷりを見せつけるメイクでキメたい」
どれも、メイクが好きな誰もが経験したことがありそうなシーンです。一見、顔を作り上げているようですが、よくよく分解してみると、
・仕事メイク→商談を絶対に決めたい
・ライブのメイク→とことんハジけたい
・デートメイク→意中の彼を落としたい
という、意志や気持ちを作り上げてるってことが分かります。今日をどんな日にしたいか、どんな気分になりたいかを自分の顔を使って表現しているんです。
色々思い悩みましたが、メイクとは自分の顔を作り上げるものではなく、自分の意志を作り上げる・表現するものなのではないか、と私の中で結論が出ました。あくまで、私の個人的な考えなので、他の編集部メンバーにも聞いてみようと思います。
■美容への愛で、私たちは繋がることが出来る
このキャンペーンを実施して、メイクやコスメによって励まされたり楽しみをもらっている人が大勢いることを実感できたことは、美容メディアとして何よりも幸せなことです。「このハッシュタグ、色んな人のメイクのエピソードが見られてとってもいい」と呟いている方もいらっしゃって、私たちは美容が好きという気持ちで繋がることが出来るんだ!と確信することが出来ました。
今回集まった作品の中で「自分に自信がつくと、他の人の目を見て話せるようになる」と書いてくださった方がいました。本当にその通りだと思います。26年生きてきただけの人間ですが、自分の精神状態が良い時は周りの人のことも素直に見つめることが出来て、良い関係性が生まれやすいことは経験から実感しています。中には、すぐには自信なんて持てない!という人もいるでしょう。でも「私はこれが好き」という気持ちがあれば、同じモノを愛する人と繋がれたり、それに関わっている自分のことが好きになれたり、そんな時が来るんじゃないでしょうか。
美容を通して自分の魅力や、情熱に気づく。それはきっと強いその人にとっての自信になる、と私たちは信じています。その信念に基づいてMimiTVはこれからも情報や企画を発信していきます。「好き」を見つけた皆さんが、その愛や熱量によって、自分自身を、出会う人を幸せに出来るような世界を目指して。