無職男が「サバ味噌煮」を作ってみました

私は無職(いずれマンションのグレードを下げなければ…)

無職になって半年が経過した。
この半年間、飲みたいだけ酒を飲む生活を続けた為、ほとんど記憶がない。
(昔インタビューでオジー・オズボーンも同じことを言っていた)
しかしそんな怠惰な生活も、失業保険の終了と共に終わってしまう。
私は社会復帰の第一歩として、手の込んだ料理を作ってみるのはどうだろうと思いついた。料理系YouTubeを見まくっているので何となくだが自信もあった。

塩サバのフレグランスが不安

ネットスーパーが届けてくれた食材をキッチンに並べながら思ったのだが、塩サバってこんなにも生臭いの? 
一秒でも早く調理をせねばなるまい、そんな使命感に駆られた。
私は塩サバに包丁でバッテンを入れ、沸騰したお湯に投げ入れた。

心なしか肌艶が悪い塩サバ

気を取り直してタレ作り

お湯から塩サバを引き上げ、一旦放置しておく。
お湯が生臭いのはもちろんの事、私の愛すべき末端、10本の指先も生臭い。お風呂に入りたい。しかし無職なので入浴は一日一回を厳守しなければらない。
私は感情に流されることなく、タレの調合を開始した。
・水 / 200cc
・味噌、みりん、日本酒、砂糖 / 各々50ccずつ

これが調味料だ!

まさかの不足品

調味料の調合が無事終わった。
塩サバの匂いを和らげる食材の用意も、無職で時間が潤沢にある為、私には一切の隙がない。下の写真をご覧ください。

いろどりの小松菜、しょうがスライス、梅干

なるほど…。長ネギを買い忘れた…。

調理続行

この半年間、すべてを後回しにしてきた。再就職活動など一度もしたことがない。
そんな狂った感情のせいか、私は隣のスーパーに長ネギを買い足しに行くこともせず、調理を続行することにした。(マンションの隣がマルエツなのにも関わらず!)
思えば私の一生は、こういう感情の誤作動・誤動作に悩まされた一生だったように思います。

全ての食材をフライパンに投入(長ネギなし)
中央に抜きこぼれ防止の穴をあけた、アルミホイルの落し蓋

サバ味噌煮の完成

10分間煮込み、サバ味噌煮は完成した。
ずっと肘から先が生臭い。

生臭いものの、出来上がりはこんなに素敵

お味は…

あら、見た目は素敵!
しかし!
生臭い!
生臭い魚料理にビールは合わない。
私は無職で血液中のアルコール度数が高い為、すぐに泥酔した。3杯でベロベロになったので一旦就寝することに。

夜中の再チャレンジ

おっさんなので、夜中に目を覚ました。
フライパンに残っているサバを再加熱する。
一晩置いたから匂いも落ち着いてるはずだ。

夜中というか早朝です
一晩熟成させました

カクヤスで仕入れたホッピーを一口。
相変わらず酒は美味しい。
それでは、サバも頂きます。
うまい表現ができないのだが、簡単に言うなら、相変わらず生臭い。
今回、私は社会復帰の第一歩として手の込んだ料理を作ることにした。
しかし長ネギの買い忘れ、固形味噌を使わずなぜか液体味噌を使う等、勝手な行動を取ってしまった。結果、生臭いサバ味噌煮が爆誕した。こんなことでは社会復帰は程遠い。
もう一度、YouTubeで勉強します。


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