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ツツジ(躑躅)

今日のお花は、ツツジ(躑躅)です。
ツツジ科ツツジ属

主にアジアに広く分布し、ネパールでは国花にもなっています。
日本でも古くから栽培され、花を摘んで花片の下から蜜を吸った経験がある人も多いと思います。
ただし、レンゲツツジには致死性になりうる毒があり、庭木として利用されることもあるため注意が必要です。

花名は、花が筒状になっていることから「ツツジ」と名付けられました。
その他にも、花が連なって次々咲いていく様子から「続き」が語源となり変化していったともいわれます。
ツツジの仲間には、花が似ているサツキやシャクナゲ、アザレアなどがあります。

花言葉は、節度・慎み
赤は、恋の喜び
ピンクは、愛の喜び
白は、初恋

元禄5年(1692年)江戸染井村で植木屋を営んでいた伊藤伊兵衛によって「錦繍枕(きんしゅうまくら)」が刊行されました。
これは世界最古のツツジ、サツキの図入りの解説書(専門書)です。
この書の中でツツジ175品種、サツキ161品種が紹介されており、すでに数百種類におよぶ品種が作られていたことがわかります。

花びらをよく見ると上方の花びらにだけ斑点があります。
これは「蜜標」または「ガイドマーク」と呼ばれ、昆虫に蜜腺があることを伝え、花粉を運んでもらうために誘う役目をしています。

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