白露(はくろ)
7日は、二十四節気の白露(はくろ)です。
陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也(暦便覧)
野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃。
朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める。
朝の光に白く輝く露のことを、古の人は「白露」と表現しました。
白露は、露の美称「しらつゆ」のことで、秋の季語でもあります。
「露華 (ろか)」「露珠 (ろしゅ)」「銀露 (ぎんろ)」「月露 (げつろ)」「月の雫」
これらは全て、きらきらと輝く露の美しさを表したもの。
また、「玉露」も本来、露を美しい玉に見立てた言葉です。