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『べらぼう』出版人・蔦屋重三郎に思う

『べらぼう』観ましたか?と、最近よく聞かれるのですが、私はまだ観ておりません(笑)

主人公の蔦屋重三郎は、今でいうところの出版プロデューサー兼版元の人物ですが、田沼時代が終わり、豪奢な気風を取り締まった老中・松平定信の治世というのがおもしろそうですね。

江戸期に貸本屋が流行り、多くの作家や絵師が生まれ、たくさんの人が出版物にふれていた時代があったからこそ、その後の明治期以降の日本文化や教育の土台につながったのかもしれません。

私が江戸中期に生まれていたら、たぶん作家・貸本屋・版元のいずれかをやっていたと思うのですが(無類の本好きなので笑)、「本と商い」のあり方という視点で本作を観てみるとちょっとおもしろそうだなと期待はしております。

エンタメをはじめとしたメディアの発する情報やそれらをまとめた媒体(出版物)は、衣食住に直接関係し貢献することはできませんが、つつましい暮らしながらも時折、暮らしに華を添えるツールとして役立つものかもしれません。

だからこそ、版元が掲載する内容はとても重要になってくるのですが(笑)
良き心をもって、どの時代もコンテンツ制作に向き合っていくことが肝心かなめであると私は感じます。でなければ、結局のところ多くの出版物を出しても、遺っていかないものですからね。

江戸期は幕府から儒教が奨励されていた時代ではありますが、古来の神道や仏教、その時代の風俗などさまざまなものが相まって、1つひとつの本ができているものと認識しております。

たかが本、されど本。
たった1冊の本を通じて見えてくる世界というもの、またそうした時代を描いた作品そのものも、なかなか興味深いところがありますね。

最近はあまりNHK大河は観ないのですが、
最初の数話ぐらいはちょっと観てみようと思っています😊✨

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方山敏彦@オーズLLC
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