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これまでとこれから タロット 占い

 今の「わたし」があるのは、過去の「わたし」の頑張りがあるからです。

どんな人も、いつだって頑張っています。
頑張らずに生きている人はいません。
ただ、その時々で頑張りの度合いが違うだけです。
多くは何気ない日常の、見落とされてしまう小さな頑張りの積み重ねです。

過去の「わたし」の誰からも認められない、また、自分ですら認識していない頑張りが今の「わたし」を作り、そして、今の「わたし」もまた同じことを繰り返し、未来へ繋げます。

これまでにどんなことがあり、これからどんなことが訪れるのか。

過去と未来が交錯します。


以下のようなリーディングをしています。参考にしてください。

A~Cから選んでください。










A

これまでとこれから A

カップのペイジとワンドのクイーンは、まるで親子のようです。

これまでカップのペイジにたくさんの愛情を注いできましたが、それは、少し行き過ぎた愛情であったことをカードは伝えます。

カップのペイジは愛嬌があり、人を惹きつける不思議な魅力を持っています。独創的ゆえに、他者からは理解されがたい行動をとることもあるのかもしれません。不思議ちゃんなカップのペイジが心配で、目を離せなかったようです。

それが、つい過剰な愛情となり、ペイジから自由に想像することを取り上げ、自立の機会を奪ってしまっていたのかもしれません。

逆位置のカップのペイジは、自我が芽生え反抗しているように見えます。ワンドのクイーンは、ときに毒親を示します。

ワンドのクイーンについてウエイト氏は、「愛らしく、親しみやすく、貞淑、尊敬できる」と述べています。持ち前のエネルギーを正しく表現できたときは、とても魅力溢れる人物ですが、方向性を間違えてしまうと、自己中心的で思いやりに欠けた、信頼に値しない人物となってしまいます。

これまでは自分のことを後回しにして、カップのペイジに尽くしてきたことが伺えます。カップのペイジを中心に生き、自分の人生を生きていませんでした。カップのペイジに自分の人生を委ねてしまっていたようです。

良かれと思いしたことが、誰かにとってはお節介であることは往々にしてあり、誰もが一度は経験します。そして、ハッとします。距離感を間違えていたことに。人それぞれ求める距離感が違うということに気づかされます。それは、家族であっても同じです。家族という関係に安心し、つい忘れがちになりますが、それぞれが独立した個性を持った人間だということを忘れてはいけないとカードは伝えてきます。

ペンタクルの6は、関係が対等であることをあらわします。カップのペイジの反逆により、一方的な関係が良好な関係に改善されつつあるようです。

これからは、見守ることが課題となります。ペンタクルの6のように、必要とあれば手を差し伸べ、それ以外は、ワンドのクイーンのようにあたたかく見守ることです。

ひまわりを手にするワンドのクイーンは、太陽のように場の中心になる人物です。朗らかで陽気で、場の空気を和ませます。

ワンド(火)とカップ(水)と、正反対の性質を持つ二人のため衝突もありました。節制に描かれる火の天使である大天使ミカエルは、カップを手に感情をあらわす水を流し続けます。大天使ミカエルにより、火と水の融合がもたらされます。

節制のカードは、中庸をあらわします。
どちらかに偏らず、それぞれが自分の人生を生きる程よいバランスが、心地よい未来を引き寄せそうです。




B

これまでとこれから B

大きな困難を乗り越えたことが伺えます。

ソードのエースは、根拠のあるスタートをあらわします。逆位置であらわれているため、見切り発車をしてしまったようです。または、決断すべきときに決断できず動くことができなかった、あるいは、方向を間違えてしまったようです。

ソードの切れ味が鈍っていたため判断を誤り、困難がもたらされました。目的地である聖なる山は果てしなく遠く、幾多もの障害を乗り越えなければいけませんでした。

途中、何度も弱気の虫が顔を出したかもしれません。それでも、力のカードに描かれる穢れのない少女のように決して諦めませんでした。進んでいる道が、必ず聖なる山に繋がっていると固く信じていたからです。決して揺らぐことのない信念です。

自分を心から信頼し、慈しみ、誇らしく思っています。誰にも汚すことのできない自尊心を持っています。

どんな状況でも諦めない強い心が、ワンドの4に導きました。ほっと一息つける時間の訪れです。これまで、がむしゃらに走ってきましたが、心には相当の疲労がたまっているようです。ゆっくりと休息をとり、心と身体を労わりましょう。

これまでの頑張りが実を結ぶようです。ワンドの4に描かれる果実は、繁栄をあらわします。新しい仲間がともに祝福してくれます。

ワンドの4は一時的な休息をあらわし、この後も平和な時間が続くことを保障はしません。そこで求められることが、ペンタクルの6です。

ペンタクルの6は、正当な評価をあらわします。成果・労働に対する報酬をきちんと請求し、受け取りましょう。とかく謙遜しがちですが、自分の価値を高めることが出来るのは、自分しかいません。気も遠くなるような努力をしてきています。差し出された手は、離さないでください。

ペンタクルの6の商人は、天秤を片手に持ちます。法外な請求は認められないので注意が必要です。

遠回りをしましたが、不安にさいなまされた時期も信念で乗り越え、新たな道が開かれる未来を引き寄せそうです。

また、8力、ワンドの4、ペンタクルの6を足すと18になります。月のカードは18番目のカードです。18という数字が強調されているように感じます。エンジェルナンバーで18は、これまでの努力が報われ、豊かさの波が訪れることを意味します。

前向きな思考と努力が幸せをもたらすということを伝えたいようです。




C

これまでとこれから C

「愛さえあれば、お金などいらない」そんな言葉が聞こえてきそうです。

カップの2に描かれる初々しい男女が、それぞれの思いのこもったカップを交わします。大アルカナの恋人たちの小アルカナ版であるカップの2からは、恥じらいやときめきなど、純情な思いがほとばしります。

なによりも大切にしていたことは心です。気持ちが繋がっていることが、二人の間ではなにより大切でした。ペンタクルのエースが出ていることから、経済的な問題を棚上げしていたようです。

カップの2は、二人の関係の始まりをあらわし、恋人たちのカードは成熟した二人の関係をあらわします。出会うべくして出会った二人ではありましたが、恋人たちのカードが示す関係まで深めることができませんでした。

逆位置のカップのエースは、浮気や失恋をあらわします。

思いがこぼれ落ちてしまっています。大好きすぎて感情をコントロールできず、愛を与えすぎてしまったのかもしれません。対等な立場で始まった関係でしたが、いつしか歪んだ関係になってしまったようです。

そして、関係は終わりを迎えます。

ソードの10は、どん底まで落ちていることをあらわし、思考をあらわすソードが体を貫きます。たくさん考え、たくさん泣きました。

ソードの10、世界ともに限界をあらわします。行きつくところまできたら、後は立ち上がり、前へ進むだけです。どんなに深い悲しみがあっても、人は立ち上がることができる、なかなかにしぶとい存在です。

悲しみをバネとし、苦しみの時間に終止符を打つときを迎えています。一連の流れに区切りをつけ、本当の幸せを手にするための新たな旅の始まりです。

世界のカードに描かれる裸体の人物は、しなやかに自分を表現し、のびのびとしています。自分を偽りません。これまでは、相手に合わせるために自分の感情を抑え込み、どこかムリをしていたようです。自分を飾るのはもうやめようとカードは伝えます。

逆位置のペンタクルのエースは、物理的、経済的に満たされていることはあらわしますが、心については忘れ去られている状態です。愛よりお金に心変わりするようです。これまで大切にしてきたカップが示す心はもういらないのか、自問してください。

引き寄せやすい未来は、潜在意識が引き寄せているものになります。潜在意識の勘違いということもあります。望んでいない未来であれば、本当に望んでいる未来に、潜在意識を書き換える必要があります。

思考が現実を作ります。
言葉と思考に意識を向けてください。
前向きな言葉と思考が、すばらしい未来を引き寄せます。


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以上になります。
ありがとうございました。

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