超特急なハジマリ

2019年9月、1カ月後に迫った台湾旅行を前に、完全に浮足立っていた。
寝ても覚めても台湾の情報を調べまくり、次の滞在で巡る場所、食べる物をリストアップ。
Huluで「台湾」と検索して引っかかった「孤独のグルメ」の台湾編、サンドイッチマンの冠番組の台湾編を見終わった後のレコメンドが運命だった。
と、今となっては思える。

超特急と行く!食べ鉄の旅 台湾

超特急という名前はうっすら聞き覚えがあるものの、誰一人として顔も、名前も知らない。
でもべつに台湾のことさえ知れればいい。大好きな台湾の駅弁を見るためだけに、再生した。

最初の印象はどちらかといえば、悪かった。
1号車と5号車と名乗る男の子2人組。
1号車はなんとなく横柄だし、5号車は可愛らしいがアホっぽい。
だけど、番組内で紹介される食や場所は、私の大好きな台湾らしさが溢れていて、良い番組だなと思った。
回が進むにつれて入れ替わるメンバー。
2号車と名乗る青い子は、プレゼンターとして番組を回そうとする意欲が垣間見えて好印象。
4号車の子はイマドキ。でもちょっと生意気そう。
6号者の子はとにかく五月蠅い!ずっとスベってる!静かにして!
最終ターンとなった3号車と7号車の二人。
あれ、7号車の子はカワイイ。イケメン。やっとアイドルっぽい子を見つけた。

以前行った台南は思い入れも強くて、台南~高雄の回を中心にリピート。


「超特急の中だったら、地頭も良くてプロ意識の高そうな2号車カイくん推しかな~」

なんて満更でもなくなるには、そんなに時間はかからなかった。

ふと思った。

「この人たちってどんなパフォーマンスするんだろう?」

もしかしたら推せるかも、という子ができて、それまで台湾の情報にしか注目していなかったのに、急に超特急自体に興味がわいた。
即youtubeで検索。現れる「超特急です!!!!!!!!」のサムネイル。

ささいな興味でこの動画を開いたことを後悔した。
そもそも男性アイドルに懐疑的なので、どうせ大した事ないだろうと思っていたし、1つ動画を見れば気も済むはずだった。
リハーサル室と思われる、そう広くはない場所で、レッスン着(と思われるほどの普段着)のまま、所狭しと踊り狂い、転げ、叫ぶ姿に動揺した。


「えっ!?なにこれ。なんでこの子たち、こんなに熱量がすごいの?よく分かんないけど、目が離せない」

何かにドハマりすることを「●●沼に落ちる」と言うそうだが、私の転落ぶりといったら、その言葉のままだったと思う。まさしく、沼落ち。
Youtubeってすごい。オートマティックに、次から次へと超特急のMVやらライブ映像やらが流れてくる。
食べ鉄を見ていた時には気づきもしなかったけど、MVやステージ上で踊る彼らは圧倒的にカッコよく、そもそもの顔の造形が美しい。
振付はキャッチーなのに、かなり細かい音どりをしていて、難しいことをしている割に本人たちはあっけらかんとしている。
極めつけは「Jesus」のMVで泡と戯れる6号車ユースケくんのお顔に興奮を覚えてしまい、沼に落ちたどころか、もう沼に肩まで浸かってしまったことを受け入れた。

超特急、好きだわ。
ユースケくん、推すわ。

無事に8号車となり、ファンクラブにも乗車。
Revolution Vivaのチケットもお譲りいただき、年始に初乗車決定。
これからどんな楽しいことを彼らと過ごして行けるのか、楽しみが止まらない。

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