共犯者は語ることが出来るか?―― 残響のテロル(2話)
「残響のテロル」が、面白い。
未だ2話が終わったところだけれども、ここまで、キャラクター、映像、背景、声、音響など、およそアニメーションを構成するほとんど全ての出来が素晴らしい。ストーリーも例外ではなく、ノイタミナ枠だけあって、良く創り込まれている様子が伺える。
そんな「残響のテロル」の2話では、スピンクスの謎掛けがストーリー上の鍵として用いられる。スフィンクスではなく、スピンクスという処からして、創り手の創り込みようを楽しく感じる。
スピンクスの謎かけと言えば、ギリシア神話のオイディプスの物語――ここまでは作中でも語られること。
ここから、暫しの脱線(むしろ複線)へ(――というのも、オイディプスの物語が出てきたことを、ちょっと深読みしてみたら、どんな解釈が生まれるだろう?というのが、実はこの執筆動機だったりしたワケで)。
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