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蕨市・見廻り隊10(妙顕寺通り)

 蕨駅西口から西口商店街を抜けて戸田へ向かう。中山道5丁目交差点にある「吉祥槇」、右手の鰻屋を過ぎ此の通りは戸田の”妙顕寺通り”となる。中世の荒川沿いの「はは(土坡?)荘」は、遠くまで広がっていました。

 短歌・アララギ派のスポンサーとなる蕨一族は、根岸の歌会にも千葉一族として加わり子規庵を支え続けました。蕨氏の蕨紋は、花蕨など変化に富んでいます。特に握り拳の形をした「蕨手」は、神霊を呼ぶ印として鳳凰以前は神輿の屋根の上に付いていました。
 蕨紋の使用家は多く、近藤氏、上遠野氏、鎌倉幕府侍所別当・和田氏(木曽義仲と同じ九曜紋も持つ)、目黒氏、石黒氏等です。
「老僧の如意に持ちそふ蕨哉」・正岡子規
如意は、"思いのまま"と"僧が携えている先が蕨手に似た棒状のもの"をかけています。

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