千葉市・見廻り隊16(猪鼻城)
JR西千葉駅のホームからも小川山(小河山)と猪鼻城が見えます。猪鼻は、千葉氏一族・馬加(まくわり)氏の居城跡と謂われています。
「下総ノ国ノ低サヨ春ノ水」・正岡子規
「秋清く海晴れぬれば端居より里原ごしにいさりする見ゆ」・伊藤左千夫
桓武天皇の後5世高望の4男、平良茂(真樹?)。兄の3人は上から国香、良兼、良将。弟は村岡五郎と呼ばれた良文と常陸六郎と呼ばれた良正です。 良茂には兄弟と違って闘争心がなく、目立たず争いを嫌った小心者。領地に関しては、無頓着ではないが損得では動かない一面を持っていたようです。
彼の娘が良将の子の将門の妻となり、その孫娘が良文の孫・次男平忠常の母となった。平忠常は将門と良文の孫であり良茂の曾孫になる。良茂の言動は、互いに不信感を持つ一族間からも信頼を得ていたようだ。
平忠常以後は、源家との繋がりが以前に増して強まり、良茂・良文の末裔は、「平」から「小川」へと姓を戻す者がいた。
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