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千葉市・見廻り隊3(千葉神社)
妙見本宮・千葉神社にある分霊社・尊星殿(そんじょうでん)です。戦後暫くは、公園を含めたこの一帯は小高い社でした。セミが鳴く夏になると、子供達はトリモチを持って駆け付けました。
8月22日の"妙見大祭"は、亥鼻山から神輿が戻ってくる日です。その神輿を見ようと関係者は夕方からこの高台に集まります。神輿には興味がない子等は、「浦島太郎の亀」と呼んだ岩亀の前で騒いでいました。岩亀の近くに、松尾芭蕉が忖度を加えた句碑が建っています。
「うらやまし浮世の北の山桜」・芭蕉
「北の山」「北院」と呼ばれた千葉一族は、明治になると蕨真一郎さん等の勧めもあり子規さんを応援しました。
*行く春を詠む
「行く春や鳥啼き魚の目は泪」・芭蕉
「行く春を惜しむや平家物語」・子規