千葉市・見廻り隊15(土気・歴史探訪)
歴史探訪・外房線
千葉駅から外房線を下ると、停車駅は本千葉→蘇我→鎌取(かまとり)→誉田(ほんだ)→土気(とけ)→大網(おおあみ)。大網駅で東金線に乗り換え→福俵(ふくたわら)→東金→求名(ぐみょう)→成東。更級日記の語る「匹布の長者」の里を巡ります。
○千葉駅(旧千葉駅は東千葉駅)は、加曽利貝塚に近い
○本千葉駅は、池田と亥鼻坂に近く、小川氏(桓武平氏・清和源氏)?
●蘇我駅は、蘇我氏?
●外房線と内房線のジャンクション
○鎌取駅は、中臣鎌足氏?
○誉田駅は、応神天皇(八幡神)?
○土気駅は、土師(はじ)氏?(菅原、大江、秋篠)氏?
●大網駅は、「天網恢恢疏にして漏らさず」から問注所の執事・三善氏?
●東金線と外房線のジャンクション
○福俵駅は、俵藤太氏?
○東金駅は、唐金?
○求名駅は、倶名?
○成東駅は、成る唐?
「千葉の葛野を見れば百千足る家庭も見ゆ国の秀も見ゆ」
「土気」は別の謂れがあります。小川一族の荒川家は”桔梗”の家紋を持ちます。この”桔梗”を家紋とした戦国武将は、「本能寺の変」の明智氏と本家の土岐氏。鎌倉幕府から続く土岐一族には、徳川家光の乳母・春日局がいる。加えて、荒川家の分家には徳川家康の家臣・酒井氏。名の謂れは水辺の酒井から採った。土気・酒井氏の居城は土気。東金を居城とする酒井氏と共に、後北条氏や里見氏と敵や味方になり争った。
「秋近く桔梗は咲いてしまひけり」・正岡子規
「しらはにの瓶にさやけき水吸ひて桔梗の花は引き締りみゆ」・長塚節
「汽車のくる重き力の地響きに家鳴りどよもす秋のひるすぎ」・伊藤左千夫