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足立区・見廻り隊3(国土安穏寺)
坂東平氏の聖域は足立郡。広さは川口市、さいたま市、上尾市、桶川市、和光市、練馬区、板橋区、北区に及んでいた。
島根にある、千葉満胤が建立した日蓮宗・長久山妙覚寺(国土安穏寺)。
徳川家の鷹狩り地、島根の妙覚寺境内を進むと、左に槇樹と右に「徳川家光お手植え松」があり、鐘楼の脇には柘榴の樹があります。
「紅の大緒につなぐ鷹匠の拳をはなれて鷹飛ばんとす」・正岡子規
島根(旧・梅島村)で正岡子規の詠んだ句、
「うぐいすの梅島村に笠かわく」
「うぐいすの梅島村に傘かわく」
「鶯の梅島村に笠買わん」
「贈与の連鎖」を信条とした千葉一族(小川)に足立の名が残る。鎌倉幕府の公文所(政所)に坂東武士から一人任命された足立遠元。雑用役の寄人からスタートしたが事務方として力を発揮しました。鎌倉幕府当初の公文所の別当は大江氏、令は二階堂氏です。