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香取市・見廻り隊2(青春の詩)

 サムエル・ウルマンの「青春の詩」がある。
「頭を高く上げ希望の波をとらえる限り80歳であろうと人は青春にて已む」

 「人の一生は晩年にあり、人の価値は晩年にあり」 80歳になる千葉常胤は香取社造営の功を終へ、官軍の軍医だった関寛斎は、80歳を過ぎても北海道に留まり開拓を続けていた。人生の中で無駄と云える日は、一日足りとてないようだ。人間関係や生きがいは、その一日から得られることが多くある。
「アララギ」の歌人・香取秀真(ほつま)の歌、
「教への親まじはる友のさちさちのみたまのふゆに吾名は成らん」

「老後の初心忘れべかず」 50歳で隠居して江戸に出た伊能忠敬は55歳となっていた1800年6月11日、蝦夷地の測量に向けて行動を開始した。芭蕉と同じ千住の宿で送別を受け越谷を目指す。この旅立ちから17年間、71歳まで全国の測量を続けた。
「七十に近き春にぞあひの浦九十九島をいきの松原」・伊能忠敬
九州の地で、相ノ浦と壱岐を掛けた歌が残る。

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