【読書感想】 オー!ファーザー 伊坂幸太郎
4人の父親が居る男子高校生の話。
伊坂さんの小説はキャラが際立っていて、読んでいて面白い!
どなたかが、おっしゃっていた「伊坂さん、今回はこんな話を書いたのか!と毎回楽しみ」を正に実感しました。
あらすじ
父親が4人いる!?
高校生の由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好きに博学卓識、スポーツ万能。
個性溢れる父×4に囲まれ、息子が遭遇するは、事件、事件、事件。
知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を表す。
感想、ネタバレ有り
小ネタをちょいちょい挟みながら、緩やかにページは進んで行きますが、小ネタがほぼ全部伏線という!
さすが、伊坂幸太郎!うまい!!
そして、4人の父親達はみんな性格もバラバラなのに、最後には一丸となって、由紀夫を助け出す場面には、思わずかっこいー!と声が出てしまうくらいの爽快感^ ^
大救出劇の後の4人の父親の振る舞いは、運動会で張り切った後ぐらいな感じで、さらっとしていてGOOD!