生活に必要な、斜めの時間
学生の頃にクロードパランの『斜めに伸びる建築』という本を図書館で借りて読んだ。
水平方向に長い建築、垂直方向に高い高層建築、その間にある斜めの建築
本書で言いたいことはそれでは無いと思いますが
私が前々から、気になっていたのはボーっとしてるときに新しいアイデアが浮かぶことがいるよなということ
それ自体は色んな人が既に言っているので珍しくないが、その姿勢があるんじゃないかと思っている。
お風呂の湯船、ハンモック、温泉、などなど色々考えてた。
あるとき、温泉の湯上がりのくつろぎコーナーみたいなところがあり、しばらくゆっくりと過ごすことにした。
その時、家には置けないほど大きな椅子があり、横たわった。足も伸ばせた
それは、リクライニングした状態のようなんだけど、心地よく包まれていて、ぼーっと斜め上を見ているだけだった
そうか、日常生活って、座ってるか、立ってるかという垂直方向か、横になって寝るかという水平方向の姿勢が多いんだけど、リクライニングのような、できれば足を伸ばして斜めになれる時間が少ないなと。
創造的な時間は、斜めの時間から生まれるんじゃないかという仮説がうまれた。
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