広告から、公告へ。
本屋で面白そうな本を見つけた。
帯のキャッチコピーを読み、まさに未満建築らしくて、読む前からワクワクしている。
エリアマネジメント活動では、広告付きフラッグが収入源の一つとなっている一方で、①通常の広告との違いは何か、②企業ロゴが街中にあふれることは都市景観としてふさわしいのかという管理者や景観行政の視点からみた議論がなされている。
①については、通常、営利目的とした広告は公共空間に掲出する際には、屋外広告物条例などで定められた料金を支払う。エリアマネジメント活動として取組む広告付きフラッグの多くは、まちづくりに資する団体に料金の一部を支払う事で掲出できるものが多く、これを原資にまちを良くするために活動している団体の応援にもつながっている。
始めやすく、分かりやすい。
②について
正解がなく難しい問題。
まちなかに企業ロゴが大きく、多く乱雑に設けられることを抑制するために元々設けられた視点であるが、昨今は、①の広告付きフラッグで掲出することで、企業ロゴが掲出できてしまう事がある。
自分でお金を出せば良いのか、大きな土地を持っていて、自分の敷地内の建物壁面ならどんな広告を出しても良いのかなどなど、判断が難しい。
ましてやは、景観モデル地区などに指定されて、通常よりも景観をより厳しく規制している地区もあり、景観モデル地区内ならなおさら、広告付きフラッグや企業ロゴの掲出の在り方が問われる。
建物じゃないのに、都市や暮らしに与える影響が大きいことから、未満建築的であると思っている。
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