いのちの停車場(21/05/22-23)
どーも! #見守り太郎です 。メジャー邦画の初土日興行だけを、興行収入を見守りたいから見守る記事を毎週お送りしております。
今週は、久しぶりに2本の実写邦画が公開されました。吉永小百合主演「いのちの停車場」とバカリズム脚本「地獄の花園」。今回は「いのちの停車場」を見守りたいと思います。
① 作品紹介
そこは、自分らしく輝ける場所。命ある時間は、なぜ同じではないのだろう? 感動のヒューマン医療巨編、誕生。とのこと。
② OP興行
まずはこちらを確認します。
いのちの停車場
販売数:2万7,684席
座席数:38万4,781席
回数 :2,124回
館数 :197館
稼働率 :7.2%
平均キャパ:181席
平均回数 :5.4回
続いて、こちらを確認します。
興行収入を見守りたい! との齟齬を修正すると、以下のようになります。緊急事態宣言による映画館休業の影響をはかるべく、同じく吉永小百合主演・東映配給の「北の桜守」と比較します。
いのちの停車場
初土日興収 :1億4,800万円
初土日動員数:13万5,000人
実質座席数 :58万4,008席
★最終興収=(299館×181席×5.4回×23.1%×1,096円)×◯◯倍
北の桜守
初土日興収 :2億1,600万円
初土日動員数:18万9,000人
実質座席数 :64万6,816席
★12.7億円=(355館×182席×5.0回×29.2%×1,143円)×5.9倍
※縦軸が座席数、横軸が動員数。
※薄緑が最終興収10億円未満、緑が10〜15億円、水色が15〜20億円、青が20〜30億円、紺が30億円以上。紺色作品のみタイトルも記入してます。
※赤点が「いのちの停車場」、「地獄の花園」、「るろ剣 最終章」など公開中の近作。
最終10億に乗るかどうかというポジションです。
③ まとめ
「いのちの停車場」は、1館あたり181席キャパで5.4回を299スクリーンで上映、平均して100席あたり約23人を動員。「北の桜守」は、1館あたり182席キャパで5.0回を355スクリーンで上映、平均して100席あたり約29人を動員。
映画館休業が与える影響を検討してみます。
OP興収・OP動員だけで見ると3割減。
一方で座席数は1割減。内訳は館数84%、平均キャパ99%、平均回数108%。館数は都市部の映画館閉鎖の影響が色濃いです。キャパは変化がなく、上映作品が少ないせいか回数はむしろ増加しております。
稼働率は2割減。これは動員数の減少幅と、座席数の減少幅との兼ね合いです。
ちなみに「北の桜守」同様の最終興収に到達するには…8.6倍の伸び率が必要になります。
あくまで吉永小百合作品という特殊設定での比較ですので、信憑性に欠けますが…緊急事態宣言が与えた影響として「動員に対しては3割、上映環境に対しては1割減」ということを考察してみました。
以上、「いのちの停車場」でした。
なお、各用語に関しては、こちらからご確認くださいませ。
#見守り太郎 拝
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