望み(20/10/10-11)
今週は、「検察側の罪人」の雫井脩介のベストセラーを、名優 堤真一&石田ゆり子 × ヒットメイカー 堤幸彦監督で映画化した「望み」を見守ります。
① 作品紹介
号泣必至のサスペンス・エンタテインメントとのこと。
② OP興行
まずはこちらを確認します。
望み
販売数:31,401
座席数:315,403
回数 :2,686
館数 :265
稼働率 :10.0%
平均キャパ:117席
平均回数 :5.1回
興行結果と、興行収入を見守りたい!との齟齬を修正すると、以下のようになります。OP興収が近い「最高の人生の見つけ方」と比較してみましょう。
望み
★最終興収=(350館×117席×5.1回×12.0%×1,300円)×◯◯倍
最高の人生の見つけ方
★10.5億円=(347館×291席×3.3回×9.3%×1,230円)×14倍
③ まとめ
望みは、1館あたり117席キャパで5.1回を350館で上映、平均して100席あたり約12人の動員。最高の人生の見つけ方は、1館あたり291席で3.3回を347館で上映、平均して100席あたり約9人を動員。
ポイント①
望みは、平均キャパが少ない。
ポイント②
望みは、平均回数が多い(多く見える)。
というか、最高の人生の見つけ方の平均回数が極めて少ない。
ポイント③
最高の人生の見つけ方は、伸び率が高かった。
ポイント④
望みの平均キャパが少ないのは、前回の浅田家!同様、
昨今の映画館事情に尽きる。
一方で、最高の人生の見つけ方の平均回数が
極めて少ないのは、初土日に大型台風が襲来したため。
望みのOP興収は、最高の人生の見つけ方の87%
(6,500万円:7,500万円)。
これだけのキャストと監督による勝負作という意味では、
やや物足りないスタートだが、最高の人生の見つけ方然り、
伸び率が15倍程度まで高まれば、ヒットの道もゼロではない。
では、伸び率を上げるには?
それは作品そのものの面白さによる部分が大きく、
むしろこのキャスト&監督ならば、
ここからの巻き返しに大いに期待!!
以上「望み」でした!
#見守り太郎 拝
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